元恋人の自殺の知らせに、大ショックのジョウ・シュン

●元恋人の自殺の知らせに、大ショックのジョウ・シュン(2010/07/13)

7月5日、中国吉林省出身の俳優・賈宏声（ジア・ホンション）の転落死の知らせで、騒然とした中国芸能界。交流のあった関係者が次々とインタビューに応じ、追悼のことばを送った。

　　中央戯劇学院在学中にホンションと出会い、23年間の付き合いのある張楊（チャン・ヤン）監督は、「3週間ほど前に食事をしたのが、ホンションとの最後の時間になってしまった。とても元気そうで、これから出演する新作について語り合った。純粋で高貴な男だったホンション。自分の世界観で生きようと努力し、精神論を語り生命の探求を続けていた」と亡き友の死を悲しんでいた。

　　また、1998年の映画『ふたりの人魚（原題：蘇州河）』での共演をきっかけに、恋人関係にあった周迅（ジョウ・シュン）は、訃報を聞き涙が止まらなかったという。マネージャーの話によると、「この数日、ジョウ・シュンと電話で話す度に泣いている」とのこと。「彼の死は悲しすぎる知らせ、とジョウ・シュンは何度も言っていました」とコメントした。

　　ビルから転落し、43歳の若さでこの世を去ったホンション。中央戯劇学院出身のエリート俳優として、90年代は絶大な人気を誇っていたが、薬物中毒で堕落の道をたどる。中国では「初めて薬物中毒を認めた芸能人」として、名が知れ渡った事実も。精神科に通い幻聴の治療を受けていたことや、今年4月にインターネット上で「生きていて楽しいですか？」というテーマで文章を発表したことも明らかになった。彼の生きざまは、今後語り継がれていくことになるだろう。

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