大震災復興イベント、ジャッキーやアンディらがエール

●大震災復興イベント、ジャッキーやアンディらがエール(2011/04/08)

成龍（ジャッキー・チェン）らが発起人となり、4月1日に香港で行われた東日本大震災復興イベント「愛に国境はない311キャンドルナイト（愛心無國界311燭光晩会）」。香港の芸能人が集結し、韓国・台湾・日本からも趣旨に賛同した芸能人が多数駆け付け、一晩で約2657万香港ドル（約2億9千万円）の義援金を集めた。

　　香港メディアは参加した芸能人のコメントを掲載しており、東北出身の中村雅俊と千昌夫の様子も紹介。香港人の思いやりにとても感動しているという中村は、「故郷の宮城県は悲劇的な状況。今はもう家族は住んでいないが、連絡の取れない友人がいてとても心配だ」と嘆きの声をあげた。岩手県出身の千は、「みなさま協力お願いいたします」と頭を下げていたという。2人の表情はかたく、疲れ果てている様子だったそうだ。

　　発起人の一人で司会をつとめた曾志偉（エリック・ツァン）は、「被災者を見舞い、支援する気持ちを伝えるイベントなので、歌メインにはせずメッセージを語り聞かせる内容にしました」と説明し、「ジャッキーとはチャリティーソングのレコーディングの事で、けんかをした」と裏話を暴露した。「でもそれは、ジャッキーと僕の意見が多少違っていたから。お互いによりいい物を作りたいという意識が強かっただけで、友情がこわれる訳ではない」とフォローしたエリック。「チャリティーソングが、韓国の楽曲に似ているという指摘があるようだが、徹夜で曲を作ってくれた先生に失礼だ」と語った。

　　また「日本が大災害に襲われ、世界は心を痛めている。その痛みを忘れずに、みんなで日本を応援しよう。日本人は芯の強い国民ですが、僕たちはもっともっと日本のみなさんを支えていくことを望んでいます」とブログにメッセージをつづった劉徳華（アンディ・ラウ）も、イベントに参加。ジャッキー・チェンもスケジュールを変更し、発起人として日本に大きなエールを送った。（編集担当：饒波貴子・黄珮君）

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