20世紀少年
20th Century Boy/T・レックス/グラムロック/ウッドストック…
(2008/10/16)

20th Century Boy
マーク・ボラン率いるT・レックスが1973年に発表した曲。当時の日本版の発売元・東芝EMIのスタジオでレコーディングされた。発売当時、それほどヒットはしなかった(1973年のイギリスのシングルチャートで3位)。しかしマーク・ボランが事故死した後に再評価。1991年、イギリスのトップ20に再び登場した。ブラット・ピット出演のLevi'sのCMなどに使われたことも復活の要因。
またデヴィッド・ボウイなどがカヴァーした他、日本でもX Japanによって歌われた。
「20世紀少年」では中学生のケンヂが1973年、放送室をジャックして昼休みに流したのがこの曲。

T・レックス
マーク・ボランをリーダーとする70年代前半を代表するイギリスのロックバンド。グラムロックのムーブメントを巻き起こしたとされる。元々「ティラノザウルス・レックス(Tyrannosaurus Rex)」と名乗っていたが70年にT.Rexとバンド名を短縮、「ライド・ア・ホワイト・スワン」の大ヒットにより一気にその名を知られるようになった。その後もヒットアルバムを飛ばし、日本でも武道館公演を行っている。日本でほとんどの人が知っている曲といえば「20th Century Boy」。

マーク・ボラン
1947年、イギリス・ロンドン生まれ。ロックバンド「T レックス」のリードボーカル兼ギタリスト。グラムロックのムーブメントを巻き起こしカリスマ的な人気を誇るが77年、愛人の運転する自動車に乗っていて事故死。このとき29歳。「僕は30歳まで生きられないだろう」と冗談で語っていたが亡くなったのは30歳の誕生日の2週間前だった。彼のファンを公言するミュージシャンは多く、布袋寅泰などが最高のギタリストとして挙げている。

グラムロック
1970年代前半に流行したロックの一種。濃いメイクと派手な衣装で体をくねらせながら歌うなどのスタイルを指すことが多い。語源は英語の'glamourous'から。70年代当時、男性的なハードロックに対し、中性的なグラムロックが生まれ、後のパンクロックにつながったと言われる。海外のアーティストではT-レックス、デヴィッド・ボウイ、国内のアーティストではTHE YELLOW MONKEYなどが挙げられる。

27歳ミュージシャン死亡説
若くしてこの世を去るアーティストが多いことから「ロック・ミュージシャンは28歳まで生きられない」という説がある。これに当てはまるのがジム・モリスン、ジャニス・ジョップリン、ジミ・ヘンドリックス、ブライアン・ジョーンズなどである。また比較的近年ではニルヴァーナのカート・コバーンが27歳、日本人でも尾崎豊が26歳でこの世を去っている。ほとんどがドラッグにまつわる死因。しかしビートルズ、ローリング・ストンズ、エリック・クラプトンなど歳を取ってからも活躍するミュージシャンはいるため一概にこの説が当てはまるとも言えない。
「昔、誰かからこんな話を聞いた。ロックやってると、27歳
で死ぬってな…」(「20世紀少年」より)

ウッドストック・フェスティバル
1969年8月15日から17日まで催された大規模な野外コンサート。アメリカ合衆国ニューヨーク州サリバン郡べセルを舞台に多くの30組以上のロックを中心としたミュージシャンが登場した。会場となったのは個人所有の農場である。当初、主催者側は1万人程度の入場者を見込んでいたが実際には40万人以上が訪れ、ほとんどの人が入場料を払わないなど会場は混沌と化した。この音楽祭の目的は音楽イベントとしての顔以外にも「人間性回復」という側面も持ち、ヒッピー時代の象徴でもある。出演アーティストはジャニス・ジョプリン、ザ・フー、ジミ・ヘンドリックスなど。開催期間中は雨による中断もしばしばあり、トリを務めたジミ・ヘンドリックスの伝説的な演奏を見ずに帰ってしまった人も多いという。
マイケル・ウォドレー監督、マーティン・スコセッシ編集によるドキュメンタリー映画「ウッドストック」の中でその様子を見ることができる。



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