｢悪人｣初めて本気で愛した相手は殺人犯､絶望的な逃避行の結末は･･･？

【あらすじ】初めて本気で愛した相手は殺人犯､絶望的な逃避行の結末は･･･？

(2010/09/06)

土木作業員の清水祐一(妻夫木聡)は､長崎の外れのさびれた漁村で生まれ育ち､恋人も友人もなく､祖父母の面倒を見ながら暮らしていた｡一方佐賀の紳士服量販店に勤める馬込光代(深津絵里)は､妹と二人で暮らすｱﾊﾟｰﾄと職場の往復だけの退屈な毎日｡ある日祐一は博多で働く石橋佳乃(満島ひかり)と待ち合わせをするが､その場所で佳乃は他の男の車に乗って行ってしまう｡佳乃を追いかけた祐一は､福岡の三瀬峠で彼女を殺した｡その後､普通の生活に戻った祐一は出会い系ｻｲﾄでﾒｰﾙのやり取りをしていた光代と会い､ﾎﾃﾙでお互いを求め合う｡

やがて警察に容疑をかけられた祐一は､自分が佳乃を殺したことを光代に告白する｡初めて人を愛する喜びを知った光代は祐一の自首を引きとめ､絶望的な逃避行へ向かう｡その逃避行がふたりのみならず多くの人間の人生をも飲み込んでいくことになる･･･