ブラザーフッド
【あらすじ】すべては弟のため・・・互いを思いやる兄と弟の悲劇的な物語
(2010/09/06)

1950年の初夏、ソウルで、靴職人を目指す靴磨きのジンテと、学生のジンソク兄弟が暮らしていた。ジンテには婚約者がおり、彼らの母親は熱病のために言語障害になっていた。それでも彼らは貧しくとも日々の生活の中で幸せを得て暮らしていた。だが6月25日、ソウルに攻め込んだ北朝鮮人民軍によって幸せは砕け散った。家族は列車に乗って南へ逃れようとする。しかし途中でジンソクが韓国軍に捕まり、それを助けようしたジンテも強制的に入隊させられて最前線に送り込まれる。ジンテは弟を除隊させるためには自分が英雄になるしかないと考え、いくつもの危険な戦場へ自ら志願して赴いていく。自ら危険を好むようにしか見えない兄の姿を、ジンソクは理解できずにいた・・・。しかし、これは悲劇の始まりに過ぎなかった。

1950年12月、中国人民志願軍(抗美援朝志願軍)の参戦により、戦争終結という予測は崩れ去る。ソウルに戦火が迫る中、ジンテ・ジンソク兄弟は家族を救出するためにソウルに戻る。しかしジンテの婚約者は反共自警団により射殺(保導連盟事件)、ジンソクも牢獄に囚われる身となる。婚約者とともにジンソクが処刑されたと誤解したジンテは、上官を殺害して姿を消す。奇跡的に牢獄を脱出したジンソクは野戦病院で、ジンテが北朝鮮人民軍の旗部隊の隊長として活躍している事実を知る。ジンテの目を覚まさせるため、最前線トゥミルリョン高地に向かうジンソク。激戦地トゥミルリョン高地における白兵戦のさなか、ジンソクはジンテと逢う。しかし戦闘で興奮しているジンテは目の前の「韓国兵」がジンソクであることに気付かない。必死にジンテの目を覚まさせようとするジンソク、激戦の中で遂に目を覚ましたジンテはジンソクを退却させるとともに時間を稼ぐために機関銃座につく。ジンテの手には、ジンソクの万年筆が握られていた。



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