同窓会〜ラブ・アゲイン症候群
[第5話]
05/20放送

朋美(黒木瞳)がほかの男に心変わりをはじめているのでは…。
朋美の夫・誠一郎(吹越満)はそう感じるようになり、今までまったくすることがなかった家事などを、積極的に手伝うようになる。


夜。杉山(高橋克典)と朋美は想い出の競技場で肩を抱き寄せ合うが、それぞれ家族の元へと帰っていく。

その頃、杉山の息子・大地(竹内寿)と朋美の娘・彩(大平うみ)は、夜の街で会っていた。親の“不倫”で心を痛める二人は、すぐに意気投合する。

出勤前に誠一郎から、昨晩、彩の帰宅が遅かったことを聞く。心配した朋美は登校しようとする彩を追いかけて昨晩のことを尋ねるが、彩は反発するように登校してしまう。

そこに車に乗った陽子(斉藤由貴)が・・・。陽子は朋美にパート先まで送ると声をかけた。パートに出ていた件を内緒にしていたのに陽子は気づいていたのだ。車の中で朋美と話しているうちに、陽子は朋美と杉山の関係に変化があったことに気づく。やきもちを焼いた陽子は、途中で、朋美を車から降ろすとそのまま走り去ってしまった。

置き去りにされた朋美はパートを休み、そのまま家に帰った。

朋美がほかの男に心変わりをはじめているのでは・・・と察した誠一郎(吹越満)は、家事をしていた。しかし朋美が誠一郎に望んでいるのは、家事を手伝ってくれることではなく仕事に就いてくれること。それがわからない誠一郎に、朋美はキレてしまう。

朋美は「話がある」と誠一郎に言うと、「今のあなたにはときめくことができない」と自分の気持ちを伝えた。すると誠一郎は「俺なんか死んだ方がいい」と吐き捨てると、電車の走る踏み切りへと突き進んでいった。そのあとを必死に追いかける朋美…。結局、誠一郎は死ぬもなく、公園でぼんやりとしていた…。
ホッとすると同時に、二度と誠一郎に恋をすることはできないと感じる朋美。そのとき、朋美の携帯に警察から連絡が入る。彩が補導されたのだ。

彩と大地は学校をサボって繁華街にいたところを補導されたのだ。
警察署にかけつけた朋美と誠一郎。そこに杉山と杉山の妻・佳奈子(須藤理彩)もやってきた。
朋美に気づいた佳奈子は詰め寄るが、杉山も、朋美も、二人は中学時代のただの同級生であり「やましいことは何もない」も言う。そして、各々、子どもをつれてそれぞれの家に帰るのだった。

杉山家では、杉山が家を出ることに。
一方、宮沢家では、朋美が彩に「二度と杉山と会わない」と誓っていた。

ところがそれから暫くして、朋美の携帯に杉山から連絡が入る。朋美は杉山に好きであることを告白する。一方、杉山も「お前が好きだ」と愛していることを告げるのだった。

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キャスト
宮沢朋美 / 黒木瞳(くろきひとみ)
主婦。旧姓は愛川。

川崎市内の賃貸マンションに、失業中の夫・誠一郎、中学3年の長女、小学5年の長男と4人暮らし。
生活費を稼ぐため、大学病院の職員食堂でパートとして働いている。

中学時代はチアリーダーとして活躍、男子からの人気も高かった。
当時、杉山(高橋)とは相思相愛だったが、照れ屋で不器用な2人はなんとか互いの思いを伝えあっただけでつきあうこともなく、そのまま別離していた。

同窓会での再会をきっかけに、優等生・朋美の人生に異変が起きていく。
杉山浩介 / 高橋克典(たかはしかつのり)
警視庁捜査4課(「マル暴」担当)の刑事。
公務員宿舎に、専業主婦の妻・佳奈子、中学3年の長男・大地と暮らしている。

多忙な職務のため、家庭を顧みている時間はほとんどない。
家族サービスをしようと思っても約束を果たせないことが多く、妻から非難されてばかり。

仕事の現場では強面の暴力団連中に引けを取らない迫力で立ち向かっている。
不器用な性格で妻には反論もできず、ましてや朋美の前ではぎこちなくなってしまう。
西川陽子 / 斉藤由貴(さいとうゆき)
専業主婦。旧姓・権藤。
六本木ヒルズのタワーマンションに暮らしている。
夫・正隆はスタイリッシュな店舗展開で成功している外食グループのオーナー。

中学時代は勉強ひと筋の地味な少女でチャラチャラしたグループを嫌悪しており、特に軽薄な男子・大久保のことは大嫌いだった。

朋美とは家が近いこともあり仲がよかったが、ひがみっぽい陽子にとって、男子に人気のある朋美は嫉妬をあおる存在でもあった。
そして陽子もひそかに杉山に好意を抱いていた…。

猛勉強して私立の雄といわれる大学に進学してから陽子は変わり、以来、勝ち組の優越感に浸ってきた。
だが、夫が浮気相手に生ませた6歳の娘・真奈を育てていることは誰にも言えないでいる。
大久保真一 / 三上博史(みかみひろし)
大手新聞社発行の週刊誌デスク。
ハイセンスな部屋で優雅に暮らすバツイチ独身貴族。

有能な編集者で、女にモテ、何ひとつ不自由はないはずだが、説明のつかない物足りなさを感じている。
だが、そんな内面を知る人はおらず、周囲からは“かっこいいけど軽薄な男”だと思われている。

中学時代から、会話が面白い真一のまわりには女子の取り巻きが多く、二股三股は日常茶飯事。
一方で地味な女子からは敵視され、特に陽子は天敵だった。

今、45歳を迎えた彼の体は、深刻な病魔に冒されていたが、そのことを誰にも打ち明けられずにいた。
同窓会には、国土交通省勤務の元同級生・福島から大臣の収賄疑惑にまつわる情報を聞き出すために出席したのだが、中学時代、恋心を抱いていた朋美と再会して…。


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