同窓会〜ラブ・アゲイン症候群
[第8話]
06/10放送

夜。病室を抜け出したと杉山(高橋克典)と朋美(黒木瞳)は、海辺のホテルにあるホテルへと向かった。

そうとは知らず、翌朝、病室にやってきた杉山の妻・佳奈子(須藤理彩)は、病室に警察手帳と携帯電話が置かれていることから、夫が駆け落ちしたと判断。すぐに朋美の自宅へと電話をする。電話を受けた誠一郎(吹越満)は大久保(三上博史)の家へと向かった。

大久保の家には陽子(斉藤由貴)がいた。誠一郎から事情を聞いた陽子は「別れるしかない」と言うが、誠一郎は「別れるくらいなら死んでやる」と言うと大久保の家を飛び出していった。

誠一郎はその足で杉山家へと向かう。そのとき、明らかに異様な様相の佳奈子とすれ違った。嫌な予感を覚えた誠一郎が佳奈子の後をついていくと…。突然、佳奈子は歩道橋の真ん中で身を乗り出した。それを見た誠一郎は「死んだらダメだ!」と叫び、必死に佳奈子を止めた。


その頃、大久保は官僚・福島(尾美としのり)と会うために出かけていた。警察の追っ手を逃れるため、待ち合わせ場所を変えてくる福島…。ようやく学校の跡地で福島と真理子(宮地雅子)と再会するが、そこには啓二たちの姿が。慌てて3人は車に乗るとその場を走り去った。

海辺のレストランで2人の時間を過ごす杉山と朋美だったが、レストランで食事をする家族連れの姿をみた朋美は、ひとり電車で帰ると言い、2人は別れる。


一方、佳奈子を杉山家まで送った誠一郎は、佳奈子の手当てをしながら、「杉山のどこがいいのか」と問う。すると佳奈子は、杉山でずっと家を空けた時期に過ちを犯したというのだ。「だから杉山が帰ってくるまで我慢しなければいけない」佳奈子は告白する。


一度は自宅へ戻ろうと思って駅まで行った朋美だったが、思いなおして杉山のいる海辺のホテルへと引き返した。ところが杉山はホテルをチェックアウトするとレンタカーを借りて駅へと向かっていたのだ。バスの車窓から杉山を見かけた朋美はバスを飛び降りると、必死で杉山の車を走り追う…。

失踪していた福島(尾美としのり)だっがが、ついに真実を話すことを決意した。大久保はテレビでの独占会見の場をセッティングすると、警察の追跡を振りきり、福島をテレビ局へ送って行った。

無事、福島のテレビ会見が行われるが、その直後、大久保が倒れてしまう…。

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キャスト
宮沢朋美 / 黒木瞳(くろきひとみ)
主婦。旧姓は愛川。

川崎市内の賃貸マンションに、失業中の夫・誠一郎、中学3年の長女、小学5年の長男と4人暮らし。
生活費を稼ぐため、大学病院の職員食堂でパートとして働いている。

中学時代はチアリーダーとして活躍、男子からの人気も高かった。
当時、杉山(高橋)とは相思相愛だったが、照れ屋で不器用な2人はなんとか互いの思いを伝えあっただけでつきあうこともなく、そのまま別離していた。

同窓会での再会をきっかけに、優等生・朋美の人生に異変が起きていく。
杉山浩介 / 高橋克典(たかはしかつのり)
警視庁捜査4課(「マル暴」担当)の刑事。
公務員宿舎に、専業主婦の妻・佳奈子、中学3年の長男・大地と暮らしている。

多忙な職務のため、家庭を顧みている時間はほとんどない。
家族サービスをしようと思っても約束を果たせないことが多く、妻から非難されてばかり。

仕事の現場では強面の暴力団連中に引けを取らない迫力で立ち向かっている。
不器用な性格で妻には反論もできず、ましてや朋美の前ではぎこちなくなってしまう。
西川陽子 / 斉藤由貴(さいとうゆき)
専業主婦。旧姓・権藤。
六本木ヒルズのタワーマンションに暮らしている。
夫・正隆はスタイリッシュな店舗展開で成功している外食グループのオーナー。

中学時代は勉強ひと筋の地味な少女でチャラチャラしたグループを嫌悪しており、特に軽薄な男子・大久保のことは大嫌いだった。

朋美とは家が近いこともあり仲がよかったが、ひがみっぽい陽子にとって、男子に人気のある朋美は嫉妬をあおる存在でもあった。
そして陽子もひそかに杉山に好意を抱いていた…。

猛勉強して私立の雄といわれる大学に進学してから陽子は変わり、以来、勝ち組の優越感に浸ってきた。
だが、夫が浮気相手に生ませた6歳の娘・真奈を育てていることは誰にも言えないでいる。
大久保真一 / 三上博史(みかみひろし)
大手新聞社発行の週刊誌デスク。
ハイセンスな部屋で優雅に暮らすバツイチ独身貴族。

有能な編集者で、女にモテ、何ひとつ不自由はないはずだが、説明のつかない物足りなさを感じている。
だが、そんな内面を知る人はおらず、周囲からは“かっこいいけど軽薄な男”だと思われている。

中学時代から、会話が面白い真一のまわりには女子の取り巻きが多く、二股三股は日常茶飯事。
一方で地味な女子からは敵視され、特に陽子は天敵だった。

今、45歳を迎えた彼の体は、深刻な病魔に冒されていたが、そのことを誰にも打ち明けられずにいた。
同窓会には、国土交通省勤務の元同級生・福島から大臣の収賄疑惑にまつわる情報を聞き出すために出席したのだが、中学時代、恋心を抱いていた朋美と再会して…。


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