交渉人〜THE NEGOTIATOR〜
[第6話]
連続殺人犯からのラブレター02/14放送
5年前に機動隊員だった玲子(米倉涼子)の父・修次(陰山泰)が殉職してしまった事件で、真里谷(城田優)と一緒に捕まった少年グループの一人・飯塚(大東俊介)が殺害された。
新聞を読んで、その事を知った玲子は、飯塚が殺された現場へと足を運ぶ。すると記者・工藤(伊武雅刀)がそこにいたのだ。工藤は、5年前の事件を追っているようなのだ。実は工藤は飯塚が殺害される数時間前に彼と会っていた。
玲子は仕事を休み、工藤と一緒に場所を居酒屋へ移し、工藤が録音した会話を聞く。何でも、飯塚はおびえていたらしいのだ。原因は真理谷だった。真理谷が飯塚に手紙を送り、それをみた飯塚は怖がっていたらしい…。
その手紙が隠されているコインロッカーの鍵を飯塚から預かっていたのだ。2人はコインロッカーに向かい、ドアを開けると…手紙があった。差出人は「真里谷」。その手紙には「他の仲間にも同じ手紙を送った」と書かれていた。
翌日、玲子は田口(斉藤祥太)のもとへと向かう。真理谷は田口にも手紙を送ったのだ。彼はすっかり更生していて講演会の演台に立っていた。玲子は田口に「真里谷からのラブレター」を見せて、この手紙が届いた直後に飯塚が殺されたことを告げる。すると、田口は逃げるように走り出すのだ。そんな田口にメールが届く。
「ラブレターは届いたか?お前も、もうおしまいだ」
そんなとき、交渉班に出動要請が…。自殺をしそうな男が屋上にいるという通報だった。それは、田口だった。墨田(笹野高史)が田口と交渉に当たっていると、玲子が現場へ到着。玲子は桐沢の許可を得て墨田と交代し、田口と交渉を始める。ところが、その直後、玲子は通信を切ったのだ!
玲子は「真里谷からのラブレター」について尋ねるが「自分は関係ない」と田口は言う。しかし、本当のことがバレるのを恐れた人物が、口封じをしようとしているとも言うのだ。
「あなたのことは自分が絶対に守る。死なせはしない」田口を玲子がなだめるが、田口は足を踏み外し地面に落下してしまう。
桐沢から「なぜレシーバーの接続を切った」と詰問されるが、その質問には答えない。玲子は、今回の一連の事件は5年前の立てこもり事件と繋がっていると訴えるが、桐沢は、「その件には触れない」と言い放った。
その夜、玲子は片山(高橋克実)を呼び出して、自分が5年前の立てこもり事件で殉職した矢嶋の娘だと告白するのだった。
「当事者たちが消されたら、真相は永遠に分からなくなってしまう――」
玲子の必死の訴えに、片山も、「あの一件は俺も納得いかないこと…」と答える。
その頃、妹の澪(林丹丹)は北岡(田中圭)と一緒に彼の家に帰っていた。そこで、彼の腕に刺青を消した跡を見つける。「俺もバカやってたんだ…昔」そう言いながら、北岡は昔の仲間と写した写真を澪に見せた――そこには、真里谷も写っていたのだ。
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キャスト
宇佐木玲子 / 米倉涼子(よねくらりょうこ)頭脳と美貌、体力を誇り、常に冷静な交渉班の主任だ。凶悪事件を血を流さずに解決に導くハードな任務・警視庁捜査一課特殊班、通称「SIT」に所属している。ハードな現場は今まで男達の独壇場だった。そのため、周囲は玲子に冷ややかだ。
初の女性交渉人・玲子の活躍を応援してほしい!
木崎誠一郎 / 筧利夫(かけいとしお)
警視庁捜査第一課特殊班「SIT」の警部。44歳。交渉班・係長。現場たたき上げも優秀な交渉人だ。が、玲子を嫌っている。
三村留美子 / 安めぐみ(やすめぐみ)
玲子の友人。30歳、フリーター。途中から事件に巻き込まれる!?
本橋和馬 / 岡田将生(おかだまさき)
甘利祐介 / 高岡蒼甫(たかおかそうすけ)
長谷部邦男 / 鈴木浩介(すずきこうすけ)
真里谷恭介 / 城田優(しろたゆう)
桐沢圭吾 / 陣内孝則(じんないたかのり)
片山一義 / 高橋克実(たかはしかつみ)
工藤幹夫 / 伊武雅刀(いぶまさとう)
高林静雄 / 大杉蓮(おおすぎれん)
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