ライフ
[第3話]
椎葉歩（北乃きい）が通う学校では、１年生の新入生交流合宿が行われた。そんな中、無理矢理撮られた写真をネタにして、歩が佐古克己（細田よしひこ）から脅されていることを知らない安西愛海（福田沙紀）は、浮かない表情をしている歩を心配していた。07/14放送
廣瀬倫子（星井七瀬）はそんな仲の良い２人をにらみつけ、歩が愛海から克己を奪おうとしているという倫子の言葉を信じている岩本みどり（末永遥）らも歩に対し冷たい視線を向けていた。
食事が終わり歩、愛海、みどりが食器洗いをしているところに倫子がやってきた。戸惑う歩の前に大量の皿を積み上げていく。倫子に同調したみどりが他の班の子も花火に誘い、大量の皿と共に、歩を一人置き去りにしていく。１人きりで皿を洗っている歩を見かけた羽鳥未来（関めぐみ）は、広場で花火をしている愛海らに水を浴びせる。翌日の早朝、寝付けないまま朝を迎えた歩が部屋を抜け出し湖畔までやってくるとそこには未来が…。
私は嫌われても仕方がない人間なんだとつぶやく歩に、未来は歩のことは嫌いじゃないと話すのであった。
未来の言葉で励まされ、気合いを入れて登校した歩だが、教室へ入ると愛海らに冷たい視線を向けられる。焦る歩を笑い飛ばした愛海らは、今のは未来を無視するリハーサルだという。やがて登校してきた未来の机を蹴飛ばすみどりだが、未来はまったく動じる様子もなく黙って散らばった物を拾い出した。その時、恐怖から歩は何もすることができなかった…。
数日後、歩の教科書に黒い封筒が…。中には克己が撮った歩の写真が入っていて、見ようとした愛海から隠すように写真をしまう歩。ところが、愛海の教科書にも同じ封筒が挟まっていた。そこには交流合宿での楽しそうな写真が入っていたが、歩の態度に不信感を募らせる愛海であった。
翌日、歩が登校してくると机の中には「今日１日、アユムが持ってて」と書かれたメモと共に未来の上履きが入っていた。困惑する中、未来が裸足で教室にやってくる。注意しても平然としている未来に腹を立てた戸田和佳絵（瀬戸朝香）が授業を中断すると、クラスメートがざわつきはじめた。机の中の上履きを握り締める歩だが、未来が合宿で自分をかばったことを思い出し上履きを未来へ差し出す。このことで、歩は愛海に裏切り者と教科書で殴られる。その夜、歩はすべてを告白しようと決心して愛海へ電話をかけた。話したいことがあると告げる歩に、愛海は自分も話したいことがあるから翌朝視聴覚室に来てほしいと告げるのであった。
翌朝、歩が視聴覚室へやってくるとスクリーンには克己の部屋へ入る歩の映像が！！
さらに足元には大量の針が刺された愛海からもらった犬のぬいぐるみが…。みどりらに羽交い絞めにされた歩に、手に針を持った愛海は克己との関係を迫る。必死で脅されていることを訴える歩だが信用してもらえず、愛海の手が顔に近づけられ…。
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第1話
愛称はアユム。西館高校の１年生。父・母・弟の４人家族だが、父親は単身赴任中。
親友である篠塚夕子と同じ高校に入りたいがために夕子に勉強を教えてもらっていたが、高校受験の結果は歩が合格、夕子が不合格という皮肉なもの。逆上した夕子が投身自殺を図ったという精神的に追い詰められた過去を持つ。
明るく、相手の気持ちを思いやれる優しさがある。勉強は好きではないが真面目。勉強ができる弟に劣等感があり、弟ばかりかわいがる母親に対して寂しさもある。人に嫌われるのが怖かったが、未来と出会い、いじめに立ち向かっていくように。逃げない歩の姿勢は、やがてクラスメートの心を動かしていく。
愛称はマナ。西高の１年２組。お金持ちのお嬢様で、明るく社交的ではあるが、喜怒哀楽が激しく、思いこみだけで他人を振り回す。常に自分がみんなの一番でなくてはイヤだが、恋人・克己からもらったネックレスを大事にする一面も。
歩に誤解を抱き、いじめ始めるが、やがてそれが楽しくなってしまった。幼い頃から両親が忙しく、自宅でひとりでいたため、「ひとり」ということに恐怖心がある。いつも誰かに構っていてほしいと願う寂しがりや。
西高の１年生で愛海の恋人。
表面上は成績優秀で性格もよく、爽やかな笑顔を振りまいている。しかし、裏ではＳＭ写真を集めており、常にデジカメを持ち歩いている。。
愛海とは親の会社の関係で一応、交際をしているが、実は何とも思っていない。父親に頭の上がらない不満を抱えており、歩をその捌け口にしている。何かと目をかけてくれる教師の戸田をうまく利用することも。穏やかに他人の意見を聞いているようで、実は何も受け入れない。
西高１年２組の担任で、担当教科は英語。
教師になった当初は、生徒から信頼されたいと思っていたが、新人の頃に率先してイジメ問題に取り組み、失敗。保護者や同僚、いじめられた生徒にまで非難され、理想だけではやっていけないと思う。そして、面倒なことは避けたい、ことなかれ主義のサラリーマン教師に。
今では生徒への愛情のカケラもない。副担任の平岡の真っ直ぐさが気に入らず、ついきつく当たってしまう。
西高の１年生で、歩の憧れの人。寡黙で知的な美人。自分が他人にどう思われているかなど気にしないため、周りとつるむことはない。言葉はきついが、相手の痛みがわかり、自分にも他人にも厳しい。
病気の父に代わり、バイトで生計を立てているため学校は休みがち。キャバクラ、喫茶店、ポスティングなどかけもちで働いているものの、成績は常にトップクラスの努力家。
歩の手助けをし、後にかけがえのない友達となる。
愛称はしーちゃん。歩の中学時代の元・親友。頭が良く、面倒見がよいため落ち込んだ人を見ると励ましてあげるお姉さんタイプだった。自分の弱さを人に見せないので、その分、ストレスを溜めてしまう。
西高に入ることが憧れであり目標で、歩の良き理解者であったが、西高に歩だけ受かってしまったことで、彼女に憎しみを抱き、投身自殺（未遂）をはかる。
JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau
6834131007Y41011
