アンタッチャブル
[第6話]
クラッシック界で旋風を巻き起こしている一条春菜(桜井淳子)・千夏姉妹(雛形あき子)。“美人演奏家”としてCMでもひっぱりだこの姉妹が全日本音楽協会賞を受賞した。もともと無名だった彼女たちだったが、1年前、ロシアの有名な指揮者が彼女たちを大絶賛したことから、あっという間に日本で人気物になったのだ。11/20放送
ところが、「名無しの権兵衛」を名乗る人物からマスコミ各社へFAXが届く。その文面には「美人姉妹の受賞の裏にはスキャンダルがある」といった文言が書かれていた。
遼子(仲間由紀恵)と鷹藤(佐藤智仁)は、さっそく真意を確かめるために、一条姉妹のコンサートへ。ところが一条姉妹の演奏を聴いていた遼子と鷹藤は欠伸ばかり。とても受賞するような演奏ではなかったが、ほかの観客たちは彼女らの演奏に聞き惚れている。なかには失神する観客も…。
コンサートが終わると一条姉妹は大勢の記者に囲まれていた。もちろん、三流雑誌の遼子の取材など全く相手にしない。そんななか、同じく取材にやってきていた遠山(要潤)と遭遇する。
遠山・遼子・鷹藤はその足で食事へ。遠山の話では、もともと無名の一条姉妹は一年ほど前に、突如、評価されるようになったらしい。遠山の推測では、彼女たちの演奏に傾倒しているファンは、一条姉妹が用意したサクラだというが…。
真意を確かめるために遼子と鷹藤は、再び、一条姉妹に取材を申し込むために彼女たちのマンションで張り込んでいた。マンションから出てきた一条姉妹に、“コンサートには、いつも同じ観客が100人も来ている”事実を突きつけるが、一条姉妹はまったく相手にしない。そのまま車で出かけてしまった。彼女たちは自分たちの演奏が“本当に人々の魂を揺さぶっている”と信じているようだった。どうみても彼女たちがウソを言っているようには思えなかった。
その時、一条姉妹のマンションの管理人(深水三章)が声をかけてきた。ゴミ出しの日を守らなかったり、大騒ぎをしたりする、一条姉妹を懲らしめてやりたいという管理人は、遼子と鷹藤を管理人室に誘いこむと、防犯カメラに映る一条姉妹の映像を見せたのだ! そこには一条姉妹が全日本音楽協会賞の理事やロシアの有名な指揮者を部屋に連れ込む様子が映し出されているではないか! 一条姉妹が審査員たちを誘惑して全日本音楽協会賞を受賞したのではないかという疑惑が浮かび上がる。
ところが一条姉妹はさらに世間を驚かせる行動に出た。春菜は与党から、千夏は野党から衆議院補欠選挙に出馬を表明したのだ! ところが、一条姉妹はお互いが別々の党から立候補したことを全く知らなかった。さらに、姉妹だけしか知り得ない秘密がスポーツ誌に暴露され、一条姉妹や、彼女たちを立候補者に擁立した政党のイメージはガタ落ちになった。
遼子と鷹藤が、再度、一条姉妹の取材をするために彼女たちのマンションを訪れたとき、一条姉妹を選挙に担ぎ上げた人物が2人揃ってマンションの屋上から転落したのだ! 募金振興会の陰を感じた遼子は、「今すぐに身を隠すように」と一条姉妹に忠告するが、チャリティーコンサートの後に届けられた毒入りシャンパンによって命を落としてしまう。差出人は“名無しの権兵衛”だった。結局、一条姉妹の死も“自殺”として処理された。
募金振興会の陰に恐怖を感じる遼子。彼女は道を歩いていると、突然、口を塞がれて、人気のない雑居ビルの非常階段に引きずり込まれる。相手は樫村編集長(田中哲司)だった。樫村が“名無しの権兵衛”だと疑っていた遼子は殺されることを覚悟する。そんな遼子に、樫村は膨大な募金振興会の闇を裏付ける資料を手渡すと、「この資料を元に今晩中に記事を書け」と指示を出した。樫村は“名無しの権兵衛”ではなかったのだ! さらに樫村は、今夜“名無しの権兵衛”の正体を確かめるという。
アンタッチャブル編集部に戻った遼子は編集者総出で記事を書き上げ、印刷、出版とこぎつけるが…。突然、テレビで樫村編集長の謝罪会見が行われたのだ!
翌日、樫村編集長の遺体が発見される…。
遼子の兄(小澤征悦)は「遠山(要潤)が怪しい」と言い出すが、遼子はとても信じられなかった。
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キャスト
鳴海遼子 / 仲間由紀恵(なかまゆきえ)三流週刊誌『アンタッチャブル』の記者。 元は一流出版社勤務であった。
行動力はバツグンで、強い信念を持っているが、仕事にも恋愛にも不器用である。
鷹藤俊一 / 佐藤智仁(さとうともひと)
『週間アンタッチャブル』専属カメラマン。
遼子の取材にいつも巻き込まれる。
遠山史朗 / 要潤(かなめじゅん)
『国民ジャーナル』記者で、将来の幹部候補。
遼子とは元同僚。遼子とは元恋人の噂アリ。
巻瀬美鈴 / 芦名星(あしなほし)
『週刊アンタッチャブル』記者。
手段を選ばないときがある。
遼子とはライバル。
西尾里香 / 浦野一美(うらのかずみ)
『週刊アンタッチャブル』記者。
城之内仁 / 酒井敏也(さかいとしや)
週間アンタッチャブルの記者。
中原誠 / 田中要次(たなかようじ)
週刊アンタッチャブルの記者。
鳴海洸至 / 小澤征悦(おざわゆきよし)
遼子の兄。
正義感の強い刑事。
お金のない遼子を居候させている。
樫村秀昭 / 田中哲司(たなかてつじ)
『週刊アンタッチャブル』編集長。
売り上げが落ちていて苦しい立場にある。
/ 寺島進(てらじますすむ)
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