同窓会〜ラブ・アゲイン症候群
【同窓会あらすじ】
45歳になったばかりの春のある日、宮沢朋美(黒木瞳)は人生で最もみじめな気分の朝を迎えていた。

その日は、3年ぶりに訪れた、宮沢家の引越しの日。
3年前、高級住宅街に建てた自慢のマイホームを手放し、一家はこれから川崎市内の築20年の賃貸マンションに引っ越すのだ。

そもそもの原因は、外資系の損害保険会社に勤務していた夫・誠一郎がリストラに遭い、1年近く経ってもまだ仕事に就かないでいるからなのだが、その誠一郎は悪びれもせず、朋美の感情を逆撫でするようなグチばかり。
 
そんな引越しの途中、1枚のハガキが部屋の片隅から出てきた。
それは朋美宛ての中学時代の同窓会の案内状で、開催日はまさにその日だった。

引越し中に同窓会になんて行かないわと言う朋美に、誠一郎は被害妄想たっぷりの嫌味をタラタラ。
加えて、中学3年の娘・彩と小学5年の息子・達也もワガママばかり。
泣きたい気持ちを抑えて、わざと明るくふるまっていた朋美も、もう限界。
ついに家を飛び出してしまう。

かといって行くあてがあるわけもなく、朋美は気がつくと同窓会の会場のホテルに足を運んでいた。
近くのデパートで思い切って美しい白のワンピース姿に変身した朋美は、まるで何かに導かれるかのように会場のドアを開けた。
それが、これまでの平凡な人生では想像すらつかなかった未知の世界――激しく、熱く、濃密な世界への扉を開くことになるとは、まったく知らずに…。

あちこちで輪になってにぎわう宴会場で、朋美は、当時、仲のよかった西川陽子(斉藤由貴)や板倉真理子と昔話に花を咲かせていた。

クラスの出世頭は当時の生徒会長で、現在は国土交通省のエリート官僚の福島和彦。彼は、堂々とした立ち振る舞いで幹事を務め、皆の羨望の眼差しを集めていた。

だが、朋美が心のどこかで探していたのは、中学時代、思いを寄せ合っていながらも、ただそれだけで終わった杉山浩介(高橋克典)の顔だった。
欠席らしいと聞いて内心、がっかりした瞬間、その杉山が遅れてやって来た。
ドキッとしながらも、会釈する朋美。

その後、朋美たちは、かつてのクラスメート・亀村太一の経営する居酒屋で2次会を開いた。
一同は互いの近況を伝え合うが、充実した人生を送っている面々を前に、朋美は夫が失業中だとは言い出せず、「平凡だけど幸せよ」と答えるしかなかった。

帰り道、駅までの道が一緒になった朋美と杉山。
だが、まるで中学時代に戻ったかのようにぎこちなく、2人の間には甘酸っぱくも気まずい時間が流れる。
そして、2人はただ握手をかわして別々のホームに消えた。それが、朋美と杉山にとって精一杯の別れの挨拶だった…。

その頃、同じタクシーに相乗りして帰った大久保と陽子。中学時代、反目しあっていたはずの2人はなぜかキスを交わす展開となってしまう。

ところが翌日、朋美は衝撃の知らせを聞く。
なんと、2次会のあと、福島と真理子が失踪したという。
同窓会で再会した2人が恋におち、駆け落ちしたのだろうか…。

あまりにも意外な展開に驚いた4人は、再び居酒屋に集まるのだが…!?

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