鹿男あをによし第1〜2話ダイジェスト
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【第1話/しゃべる鹿の秘密!古都を巡る恋と冒険】大学の研究所に勤める小川孝信(玉木宏)は、勤務先の人間関係でトラブルを起こし、上司である教授から、厄介払い同然に奈良女学館の講師の仕事を紹介される。当初は気乗りしない話だったが、恋人に振られ、今の環境に嫌気をさしたことから、話に乗ることにする。孝信は子どもの頃から、あと一歩のところで、まったく運のない人間だった。剣道の大会直前に足を複雑骨折する、高校の受験には失敗する、大企業に就職するも初日に会社が倒産してしまう、子どもがアイスを持って歩いていれば、必ず洋服を汚されるなど、数え始めたらキリがない。今回の、奈良までの道のりも険しい道のりだった…。奈良の下宿先は古い建物ながらも、元旅館だったこともあり、安いに食事まで付く。下宿先では、奈良女学館の同僚である道子(綾瀬はるか)たちが、孝信を歓迎してくれたが、急に話があちらこちらに飛んでしまう道子とは、かみ合わない。ところが、道子は一生懸命に孝信の世話を焼きたがるから、孝信は振り回されまくる。勤務先である奈良女学館への初登校日、担任を受け持つ1年A組で、遅刻して入ってきた堀田イト(多部未華子)が、遅刻したにもかかわらず、黙って着席をしたことに腹を立て、遅刻の理由を問いただす。すると、イトは「マイシカ(自分のシカ)を駅前に停めようとしたら、お巡りさんに駐禁を取られた」と、途方もない嘘をつく。「嘘をつくな!」と腹を立てる孝信に「あんた、奈良の人じゃないでしょ?奈良の人なら、みんな知っている。奈良の人はマイシカを持っていて、鹿にも乗るのよ!」と堂々と言い切るのだ。その言葉に圧倒され、孝信は半信半疑で信じてしまう…。ところが、職員室でそのことを道子に聞くと「そんなの嘘ですよ」とサラッといわれてしまうのだ。その後の彼女への対応もまずく、さらに反感を買ってしまった孝信は、イトの嫌がらせを受ける。朝、孝信が教壇に立つと、教室の後ろにある黒板に孝信をからかう言葉が書いてあるのだ。それも、決まって前日の出来事を見ていたような言葉が…。商店街でパンツを購入すると、その翌日、教室の黒板には「パンツ3枚1000円」と書かれた。道子に奈良市内を案内してもらうと、その翌日の黒板には「かりんとう(道子のあだ名)とラブラブ」だ。どう考えても、孝信の行動を観察しているとしか思えない…。すっかり落ち込んでしまった孝信は、公園でシカに「シカせんべい」をあげていた。美味しそうにせんべいを食べシカを見ていて、ふと、シカせんべいの味を確かめたくなる。周囲360度、ぐるっと見渡すが誰もいない。いるのはシカだけだ。それを確認すると、孝信はシカせんべいをひとかじりする。「お、意外と食べられる」孝信は、シカにせんべいを与えつつ、もうひとかじりした…。翌日。教室の後ろの黒板には、何も書いていなかった。ところが、授業を始めようと前の黒板に向かった孝信は愕然とする。黒板に書かれていたのだ。「鹿せんべい、そんなにうまいか?」その文字を見た孝信は気が動転した。急いでチョークで書かれた文字を消すと、昨日のことを思い返していた。確かに、確かにあのとき、公園には誰もいなかった――なのになぜ、イトは知っているのか!?誰もいない公園に、孝信が立っていた。すると3匹の鹿が現れる。そのうちの一頭が孝信の目の前にやってきて話しかける。「鹿せんべい、そんなにうまいか?」「さあ、神無月だ――出番だよ、先生!」鹿がしゃべった――孝信は、言葉が出ないほど驚いた。【第2話/鹿になっちゃった】「さあ、神無月だ――出番だよ、先生!」「あんたは、運び番に選ばれたんだ。あんたに日本の運命がかかっているんだぞ」人間の言葉を話すシカから、突然、話しかけられたうえ、自分が“運び番”だと、よく理解できないことを言われて、動転する小川孝信(玉木宏)は、慌ててその場を立ち去った。下宿はいつもと変わらない朝を迎えていたが、小川の気分は重い。そこで、小川は学校へ出勤する前に、再び奈良公園へ立ち寄り、寄ってきた鹿に話しかけるが…鹿は話さない。「神経衰弱で錯覚を起こしたんだ…」ホッとした小川は、そう自身を納得させる。学校では、小川の様子を気にかける教頭・小治田史明(児玉清)が、「次の休みにゴルフの打ちっぱなしに行こう」と小川を誘う。教頭に誘われてゴルフに行くと、結構、気晴らしになった。帰りに教頭からゴルフクラブを1本プレゼントされて上機嫌の小川は、帰り道にある奈良公園でゴルフの素振りを始める。すると…。「ここはゴルフ禁止だよ、先生」声の主は、あの雌鹿だった。声が出ないほど驚く小川に、鹿は、「間もなくお前は京都に行き、そこである物を手渡される」と告げる。それを鹿のもとに届けることが“運び番=小川”の役目だと言う。呆然としていると、鹿は「何も考える必要はない。“サンカク(目)”はしかるべきときに、しかるべき相手から渡される」と、答えるのだった。「それは、狐が選んだ“使い番”で、小川と同じ人間の“女性”から渡される」とヒントを与えた。さらに、「渡される“サンカク(目)”は、人間の世界では“サンカク”と呼ばれる物だ」とも言うのだ。そんな中、学校では、京都・大阪にある姉妹校との剣道交流戦「大和杯」が行われるということで、小川は剣道部の顧問・道子から剣道部を強くするために手伝ってほしいと頼まれ、あっという間に、手伝うことになってしまう。この3校にはそれぞれシンボルがあり、大阪女学館はネズミ、京都女学館はキツネ、そして奈良女学館は鹿だった…。大和杯前の食事会が京都で開かれることになり、小川は鹿の予告どおり京都に行くことになり、食事会で京都女学館の剣道部顧問・美栄(柴本幸)と大阪女学館の剣道部・南場(宅間孝行)、そして道子と4人でテーブルを囲む。美英は姉妹校の間で「マドンナ」と呼ばれていて、男性教師のファンが多い美人教師。実は、美栄こそキツネの“遣い番”だったのだ。小川は、美栄から紫の風呂敷を受け取る。夜、奈良の下宿先に小川が戻ると、下宿先に鹿がやってくる。小川が風呂敷を解いてみると、それは“サンカク(目) ”ではなく、京都名物・生八橋だった。シカは「“サンカク(目)”をネズミに横取りされた。取り返して来い」と、小川に罵声を浴びせて再び指示を出すが、小川は「もらった物を運ぶだけでいい、何もしなくていいと言われたから渡された物を持ってきたのに、そんな言われ方は納得がいかない」と鹿に抗議する。すると、鹿は小川の鼻に、自分の鼻をチョンと付け、「お前は“運び番”失格だな。悪いが印(しるし)を付けさせてもらった。その顔が嫌だったら、会いに来い!」そういい残して去っていった。翌朝、小川は歯を磨きながら、ふと洗面台の鏡を見る。すると、鏡には鹿の顔になった自分が映っていた…。
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