水沢エレナであの『恋空』が生まれ変わる!?
(01/01)
TBSで「ROOKIES」に続く土8枠(土曜夜7時56分〜8時54分)の第2弾として8月2日から放送が始まる新ドラマ「恋空」。

この主演に、水沢エレナ(みずさわえれな=16)が抜擢されたニュースは、既に流れているとおりだ。

映画版で新垣結衣(あらがきゆい=20)が演じた主人公の田原美嘉役を水沢エレナが演じ、三浦春馬(みうらはるま=18)が演じた桜井弘樹(ヒロ)を瀬戸康史(せとこうじ=20)が演じる。

よく、ひとつの原作から映画とドラマが生まれる場合、何かと比較されてしまうもの。

しかし、今回の「恋空」のケースは、正直なところ、比較にならないと言ったほうが正しいだろう。

それは映画が上とかドラマが上とか、そういう比較対象でくくれない独自の魅力をかもしだしてくれそうな気配があるからだ。

その理由は、主演の水沢エレナという女優の個性。

水沢エレナは、雑誌「セブンティーン」の専属モデルとしてティーンの間ではすでにおなじみの存在。

もちろん雑誌以外でもベネッセ「進研ゼミ中学講座」のCMなどに出演し、モデルから女優まで幅広く活躍できるだけのキャリアを積み、知名度を上げてきた。

なんと、14歳のころには身長167cm、スーパーモデル顔負けのプロポーションに、絵に描いたような美しいストレートの黒髪。

中学生にして「可愛いというより美人と言ったほうがふさわしい」と、お世辞抜きで業界関係者のド肝を抜いていたというのだから、この時点ですでにガッキーとはまったく違ったキャラクターであることがわかる。

その雰囲気のオトナっぽい顔立ちを見ると、すでに“カリスマ”と呼ぶにふさわしいオーラさえ感じさせるのだが、水沢エレナが注目を浴びるようになったのは「じゃがりこ」CMの影響が大きいはずだ。

「じゃがりこ、じゃがりこ〜」と口ずさみながら、「じゃがりこ」ダンスを踊りまくる。

「じゃがりこ」の美味しさを全身を使ったユニークな動きで表現するというコンセプトなのだそうだが、普通の女優なら「?」と思っても不思議ではない撮影内容だ。

しかし水沢エレナは、小さな頃から踊ることが好きだったため、特に違和感なく、真剣に楽しめたのだとか。

美人とかわいらしさのどちらにもつかない、まったく自然派な魅力を備えているのは、CMを見ていた人には一目瞭然。

ガッキーにせよ、水沢エレナにせよ、個性の違いがありすぎて比較できないのがおわかりいただけるだろうか?

ということで、ドラマ版の「恋空」については、「じゃがりこ」の水沢エレナの衣装と同じく、心を真っ白にして望むべき。

お母さんが韓国人のため、韓国語もお手のものという水沢エレナだけに、もしかしたらこの作品がアジア進出のきっかけになる……なんてことも、なくはないぞ!(古田鉄寿)
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