童顔・小池徹平のシバトラ奮闘記始まる!!
(01/01)
「シバトラ」。

WaTとしても活躍する人気俳優・小池徹平(こいけてっぺい=22)が連ドラ初主演を果たした、フジテレビの連ドラ作品だ。

正式タイトルは「シバトラ〜童顔刑事・柴田竹虎〜」で、8日からスタートしている。

原作は、講談社の週刊少年マガジンで連載中の同タイトルの作品で、「クニミツの政」を描いた、安童夕馬、朝基まさしのタッグによる。

ドラマの内容は、どこからどう見ても少年にしか見えない超童顔刑事・シバトラこと竹田柴虎が、人を信じる熱い心と正義感で少年犯罪に立ち向かう痛快コメディーになっている。

先日行われた記者会見で、小池は「人生生きてきた中で、こんなに童顔でよかったと思ったのは初めて」と笑わせたが、ドラマ本編では笑いすら消えるほどのハマリよう。

「もし、シバトラがドラマ化されたら誰が演じると思う?」と巷で噂があったとしたら、小池ほどマッチする俳優は日本のどこにもいないだろう。

そんな小池が演じる主人公のシバトラは、とにかく人に対してまっすぐに向き合う純真な心の持ち主。

「毎回、役を演じるときは、どういうふうにやろうかと事前に考えるんですけど、今回に関しては台本を読んだときに、イメージがパッとつかめました。竹虎とは童顔という共通点があるからかもしれませんが(笑)」と小池。

初めて会った人に対して「君を信じる」と平然と言い放ち、その言葉通りに信用してしまうのだ。

もちろん警察の人間であるから、童顔で小柄であろうと剣道の有段者でそれなりに強い。

そのギャップのかっこよさを、第1回目を見る限りでは小池は見事に演じきっていた。

小池は「少年犯罪は子供だけの問題ではなく、親や教師に原因があることが多いという扱われ方と、やっぱり、子供自身が悪いという扱われ方の両方があると思うんですけど、今回、原作マンガを読んだりドラマの台本を読んで、事件の「裏」にはどんなものがあるんだろうってことを考えるようになりました」。

確かに、今や少年法だとか少年犯罪だとかのニュースが報じられない日はないほど、どこかでトラブルが起きている。

ドラマの中で竹虎との出会いで犯罪に手を染めたり、また染めようとしているような子どもたちが変わっていくように、信頼できる人がひとりでもいれば、人はいいふうに変わっていけるという小池の強いメッセージを感じ取ることができる。

ちなみに、フジテレビは本編のドラマ以外でも、地上波テレビの新ドラマと連動するショートドラマを携帯電話とパソコン向けに配信開始。

ショートドラマ「裏トラ」は、ネット限定のスピンオフ企画で、各話1分30秒の短編。本編では描かれない“裏話”が観られるのも魅力的だ。(古田鉄寿)
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