｢家族のうた｣にﾍﾞﾝｼﾞｰこと浅井健一が出演! それでも視聴率低迷の原因は!?

(05/08)

きゃりーぱみゅぱみゅ、東京スカパラダイスオーケストラなど、アーティストの出演を次々に打ち出しているフジテレビ系ドラマ「家族のうた」。

その4話に、解散したTHE BLANKEY JET CITY・ベンジーこと浅井健一が出演した。
現在はソロとして浅井健一名義で活躍している彼がテレビドラマに出るのは初めてのこと。

浅井は4話の中で行われる町内のお祭り「第69回ぬっぺっぽう祭」のシーンに本人役で出演。祭りの会場である神社にやってきた早川正義(オダギリジョー)が石段で浅井とすれ違うシーンが放送された。

イメージとは裏腹に手にヨーヨーを持った浅井は、正義にとってもあこがれの対象。正義は三木(ユースケ・サンタマリア)に「ねぇ見た？浅井健一!」と興奮気味に話しかけた。
セリフや正義との絡みは無かったものの、独特な存在感溢れる出演となった。

撮影では水ヨーヨーの輪ゴムが切れるというハプニングが発生。浅井は苦笑いして演技を続けたが、さすがにNGで撮り直しとなったという。

超硬派で、過去には雑誌編集者を殴りつけた事件まで起こしている浅井だが、今回テレビドラマに出たのはある由縁があった。

浅井は昔、胸に「正義」と書いてある革ジャンを着ており、また母方の苗字が「早川」。主人公・早川正義に不思議な縁を感じたのだという。
「すげぇ偶然があるもんだなぁって思って、それで出ることにした(笑)あとは俺の宣伝のためね(笑)」とコメントを残している。

ベンジーの出演とのことで、チャンネルを回したファンも多かったかもしれない。だが結果はと言えば、視聴率が全話で最低の3.1%を記録。

音楽ファンを取り込むにしては音楽についての造詣は浅く、一般視聴者を取り込むにしてはアーティストの起用はピンと来ない…。
そんな中途半端さが脚本に感じられてしまうことも、正直な意見だ。

浅井の初ドラマ出演は、少し苦い結果となってしまったようだ。