「チェイス〜国税査察官〜」終了!!社会派ドラマと思ったらメロドラマだった!?
(05/17)
NHKで放送が終了した、江口洋介主演「チェイス〜国税査察官〜」。話の舞台は東京国税局査察第20部門、通称「マルサ」。
江口洋介演じる叩き上げの査察官・春馬草輔は、レンタカー会社の20億円の脱税をつかんだが、「カリブの手品師」と呼ばれる天才脱税コンサルタント・村雲修次(ARATA)によって、いち早く脱税した「たまり」をカリブ海の島に送られ、捜査は不発に終わってしまう。
村雲は大手コンビニチェーン「檜山グループ」の総帥・檜山正道の資産6000億円の相続税回避の指南役にもなっていて、春馬との駆け引き、捜査・摘発、犯行隠蔽と、チェイスが繰り広げられる…。というストーリー。
チェイスはさらにこのストーリーに男の嫉妬や男女の色恋沙汰をからめていった。
春馬は航空機爆破事故で妻を失い、その背後に村雲の存在がちらついたり、村雲が檜山の脱税指南をしているのも、実は資産奪取が狙いだったりと、話は社会はのそれではなく、だんだんと春馬と村雲のそれぞれの復讐劇へとなだれ込んでいく。
プールの底に隠された現金や、カーペットの裏に貼り付けられた有価証券を発見するなど、脱税摘発の見せ場シーンもあり。
マルサの社会派ドラマだと思ったらメロドラマじゃないかと、見る人が見れば期待はずれかもしれないドラマとなったが、
単なる脱税捜査サスペンスではなく、女がからむ愛憎を背景にもってくるのあたりが今までのNHKと一味違う部分となった。
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