見た目と実年齢の関係性について調査! 若さを保つ秘訣とは??

(12/18)
英紙ガーディアンが、人間の見た目と実年齢の関係性について南デンマーク大学のコーア・クリステンセン教授らのグループが発表した研究結果を掲載した。

調査方法は、2001年1月時点で生存していた1,826人の双子(70歳以上)をサンプルに選び、その写真を20人の看護師・10人の若い男性・11人の中年の女性に見せる。
その人達に、それぞれの写真の人物が何歳に見えるかを尋ね、結果と2008年の生存状況の関連性を調べた。

なお、双子を取り上げた理由は、老化に関わる遺伝子情報を同様に持っている点を考慮。生活環境の違いにより生じた見た目の変化が容易に掴みやすいからである。

それによると、2008年の生存状況では全体の37%に当たる675人が亡くなっていたことが判明。
その過半数以上が2001年の年齢推測の際に実年齢よりも上に見られていた人だったことから、「見た目の年齢は生存状況とかなり関係している」と同研究結果では結論づけている。

また、同じ双子の間での見た目年齢の幅が大きいほど、老けて見られた人の方が先に亡くなっていた例が多かったそうだ。

この結果にクリステンセン教授は「簡単に言えば『厳しい人生を歩んできた人は寿命が短い』。その人生は顔に反映される」と述べた。

米紙ニューヨーク・デイリーニュースでは、同研究について、対象者らの染色体調査も実施したことを挙げ、染色体の末端に見られる「テロメア」という部分の長さを調査した結果を掲載。

「テロメア」は染色体末端部を保護する役割があるとされており、「この部分が短い人は、老化のスピードも速く進行すると考えられる」そうだが、今回の研究でも、長いテロメアを持っている人ほど見た目が若く見えるという結果が出た。

同教授は、「成人の人が『年齢より老けて見える』と言われれば、健康状態が良くない証だ」と結論づけており、最近老けてきたなという人は注意が必要かもしれない。
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