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今年で84回目となる、2012年アカデミー賞の各ノミネート作・俳優が1月24日(火)に発表されました。

作品賞や監督賞など最多11部門でノミネートされたのは、マーティン・スコセッシ監督が初の3Dに挑戦した映画「ヒューゴの不思議な発明」。続いてサイレント・モノクロ映画で話題の「アーティスト」が、作品賞、主演男優賞など10部門、その他「ファミリー・ツリー」や「ヘルプ〜心がつなぐストーリー」などが順当にノミネートされました。

ところが今年の発表で異例だったことは、主題歌賞がたったの2曲しかノミネートされなかったこと(通常は5曲前後)。何と、アカデミー賞の前哨戦ゴールデングローブ賞で主題歌賞を受賞したマドンナ「Masterpiece」や、ノミネートされていたメアリー・J・ブライジ「The Living Proof(ヘルプ〜心がつなぐストーリー)」、エルトン・ジョンとレディー・ガガのデュエット「Hello,Hello(映画「ノメオとジュリエット」)」などがノミネートから外れたのです。

これについてメアリーは「ノミネートされなくて本当に残念。何でノミネート枠を全て使わないのかしら。アカデミー賞の価値が下がった気がして仕方ないわ」とツイート。不満を露わにし、多くのファンがこれに同調しています。

一方ゴールデングローブ賞を獲得し、アカデミー賞でも最有力と思われていたマドンナ。ところが彼女の場合は、メアリーのようにノミネートから外れただけでなく、選考からも外れていたのだとか。実はアカデミー賞主題歌賞にノミネートされるためには、その映画のエンドロールの最初に流れなければいけないというのがルール。しかし「Masterpiece」の曲順は2番目。マドンナがこのルールを知りながら2番目にしたのか、凡ミスで2番目にしてしまったのかは不明。何はともあれ、そのような理由で選考から外れてしまったとのこと。

アカデミー賞は現地時間2月26日(日)に発表。主要賞のノミネートは以下の通りです。

【作品賞】
アーティスト
ファミリー・ツリー
ヘルプ〜心がつなぐストーリー
ヒューゴの不思議な発明
ミッドナイト・イン・パリ
ツリー・オブ・ライフ
戦火の馬
マネーボール
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

【主演男優賞】
ジョージ・クルーニー『ファミリー・ツリー』
ジャン・デュジャルダン『アーティスト』
ゲイリー・オールドマン『裏切りのサーカス』
デミアン・ビチル『A Better Life』
ブラッド・ピット『マネーボール』

【主演女優賞】
ビオラ・デイビス『ヘルプ〜心がつなぐストーリー』
メリル・ストリープ『マーガレット・サッチャー　鉄の女の涙』
ミシェル・ウィリアムズ『マリリン　7日間の恋』
ルーニー・マーラ『ドラゴン・タトゥーの女』
グレン・クローズ『アルバート・ノッブス』

【助演男優賞】
クリストファー・プラマー『人生はビギナーズ』
ケネス・ブラナー『マリリン　7日間の恋』
ジョナ・ヒル『マネーボール』
ニック・ノルティ『Warrior』
マックス・フォン・シドー『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』

【助演女優賞】
ベレニス・ベジョ『アーティスト』
ジェシカ・チャステイン『ヘルプ〜心がつなぐストーリー』
ジャネット・マクティア『アルバート・ノッブス』
オクタビア・スペンサー『ヘルプ　心がつなぐストーリー』
メリッサ・マッカーシー『ブライズメイズ』

【長編アニメ賞】
カンフー・パンダ2
長ぐつをはいたネコ
ランゴ
A Cat in Paris
チコとリタ

【主題歌賞】
『Man or Muppet』(映画「マペッツ」)
『Real in Rio』(映画「ブルー 初めての空」)

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