元｢男闘呼組｣成田被告､ジャニーズ時代にも大麻!!

大麻取締法違反(所持)の罪で逮捕､起訴されたロックバンド｢男闘呼組｣の元メンバー･成田昭次(本名･成田昭二)被告(41)の初公判が2日､東京地裁で開かれた｡即日結審し､検察側は懲役6月を求刑｡判決は10日に言い渡される｡

起訴状によると､成田被告は9月27日､都内の自宅で乾燥大麻約1.689グラムを所持していたとしている｡

成田被告は黒いスーツに大きな眼鏡をかけ｢間違いありません｣と起訴内容を認めた｡白髪交じりの短髪で､アイドル時代の面影はなかった｡

検察側の冒頭陳述によると､成田被告は約20年前に米国で初めて大麻を使用｡

帰国後はやめていたが､精神的リラックスが得られるとして､約10年前に再び手を染め､以来､週に2～3回使うなど常習的に大麻を使用していたと指摘した｡

20年前といえば､男闘呼組として1988年に｢DAYBREAK｣でデビューし､｢TIME ZONE｣(89年)などのヒットを飛ばしていた絶頂期であり､ジャニーズ事務所在籍中でもある｡

きっかけは､尊敬するビートルズの伝記｡｢音の感覚がすごくよくなると｡自分もやってみたいという好奇心で使った｣と振り返った｡

この1カ月前には酒井法子(38)や押尾学(31)らの事件が相次いだ時期だけに､秋吉淳一郎裁判官が｢あれだけ報道があったのになぜやめなかった｣と問うと｢やめようと思ったが実行に移せなかった｣と力なく話した｡

この日､東京地裁の傍聴券交付所には締め切りの午前10時までに約20人のファンが駆けつけた｡

午前6時30分に一番乗りした埼玉県に住む看護師の女性(36)は｢ひどいことになる前に捕まってよかった｡しっかり更生してまた歌って｣と厳しくも温かいエール｡

今後は芸能界を引退し､陶芸職人の道に進むつもりという成田被告だが､こうした熱心なファンの声に耳を傾けてほしい｡(松野)