快挙!! ベネチア映画祭で日本人二人が新人俳優賞を受賞!!

(09/11)

イタリアで開催されている第68回ベネチア国際映画祭で現地時間2011年9月10日､日本から出品された映画｢ヒミズ｣(園子温監督)に主演した染谷将太(そめたにしょうた=19)と二階堂ふみ(にかいどうふみ=16)が､新人俳優を対象にしたマルチェロ･マストロヤンニ賞を受賞した｡

日本人の同賞受賞は初めて｡

同作品は､｢行け!稲中卓球部｣で知られる古谷実さんの同名漫画が原作｡

園監督が脚本を書き換え､3月11日に発生した東日本大震災の被災地を舞台に､未来に希望を失った少年(染谷)と､少年を救おうとする少女(二階堂)の物語が描かれている｡

染谷は｢パンドラの匣(はこ)｣｢東京公園｣の他､NHK大河｢江～姫たちの戦国～｣にも出演している実力派の若手｡二階堂は那覇市出身で､モデルを経て2009年に役所広司監督の｢ガマの油｣で映画デビュー｡初主演作｢劇場版神聖かまってちゃんロックンロールは鳴り止まないっ｣で注目された｡

また､塚本晋也監督の｢KOTOKO｣が､革新的な作品に授与される｢オリゾンティ賞｣を獲得した｡｢ヒミズ｣｢KOTOKO｣ともに 2012年に国内で公開される予定だ｡(松野)