亀梨和也主演「妖怪人間ベム」がプッシュされないワケ! ジャニーズ内の厳格な序列が明らかに…

12月15日より公開がスタートしたKAT-TUN・亀梨和也(かめなしかずや=26)の主演映画『妖怪人間ベム』。
映画興行成績ランキングで初週2位と健闘している同作だが、同じくジャニーズタレントが主演し日本テレビでドラマが放送されていた『怪物くん』の劇場版に比べれば宣伝量は明らかに劣る。
なぜ、ジャニーズや日テレは『妖怪人間ベム』を大々的にプッシュしないのだろうか。
『東京スポーツ』が報じている。

2012年の正月映画として公開された嵐・大野智(おおのさとし=32)主演の『怪物くん』は、興行収入30億円を超える大ヒット。
その要因のひとつが大々的な宣伝構成だ。

「当時は、新橋の駅を降りればあちらこちらにポスターは貼ってあるし、様々な『怪物くん』のオブジェや、特設のグッズ売り場もあったりと、日テレ全体が『怪物くん』モードだった。番宣も桁違いの量で、どんな番組でも大野が出てきて、映画の宣伝をしていた」(日テレ関係者:東京スポーツ)

その他にも、コンビニとコラボした怪物くんグッズの発売、飛行機を特別塗装した怪物くんジェットなんてものまで登場。
まさに、日本中が怪物くん一色となっていた。
一方、『妖怪人間ベム』はというと…。

「日テレのある新橋周辺では映画をやっているのにもかかわらず、ポスターもほとんど貼っていない。局内のロビーにちょっと張っているだけ。多少、情報番組の中で取り扱うことはあっても、差は激しいですよね」(同)


劇場公開前の連ドラ版の平均視聴率は、『怪物くん』が13.9%だったのに対し、『妖怪人間ベム』が15.6%と圧倒。
ドラマの実績を考えれば『妖怪人間ベム』の方をプッシュしそうなものだが、なぜ宣伝量にここまでの差が出てしまったのか。
そのカラクリを別の日テレ関係者がこう明かしている。

「局だって大ヒットさせたいのはやまやまですが、ネックは嵐なんですよ。どうしても、嵐を上回るような宣伝はしてくれるなというのがジャニーズからのお達し」(別の日テレ関係者:同)

現在、人気・勢いともにジャニーズ一と言われる嵐。
ジャニーズ事務所には所属グループを厳格に格付けしているようで、今の状況では嵐以上に他のグループが目立つことは許されないようだ。

「嵐もKAT-TUNもジュリー副社長がグループを動かしているんですが、どうしても嵐のほうが大事ということでしょう。宣伝ひとつするにもストップがかかる。
日テレとしてはスポーツキャスターとして頑張っている亀梨を全面に押し出したいという気持ちはあるんですが、嵐も大事なタレント。副社長の機嫌を損ねられて嵐を撤退させられても困るんですよ」(同)

ただ、恵まれない宣伝状況の中で大ヒットとなれば、亀梨の株も上がるはず。
グループとしてはかつての勢いが失われつつあるKAT-TUNだけに、『妖怪人間ベム』のヒットで少しでも嵐に近づきたいところだ。(伊原)


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