『ガラスの仮面』が4年ぶりに連載再開。マヤと亜弓の宿命の対決の行方は…

(06/28)

マンガ家・美内すずえによる普及の名作『ガラスの仮面』の連載が『別冊花とゆめ』（白泉社）で､約4年ぶりに復活する。同誌ホームページで発表されたもので､月刊化2周年記念年号となる､7月26日(土)発売の9月号から登場する。

『ガラスの仮面』は､76年1号から『花とゆめ』で連載。名作舞台「紅天女」の主演をめぐり､天才的な演技力を持つ北島マヤと演劇界のサラブレッド・姫川亜弓の2人の少女が演技力を競い合い､才能を開花していく物語。

これまでに84年と05年に日本テレビとテレビ東京でアニメ化､97年には安達祐実(あだちゆみ=26)主演で､日本テレビでドラマ化され話題を呼んだ。

新連載では､一度は芸能界を追放されたマヤが“紅天女”候補に復帰､一方でマヤを支援してきた“紫のバラの人”が大手芸能事務所である速水真澄だと確信。マヤ､桜小路､真澄の恋模様も絡み､物語はいよいよクライマックスに差し掛かっていくようだ。同誌ホームページによると､04年に約6年ぶりに発売された最新単行本42巻の続きが読めるとしている。

また､8月には劇作家・蜷川幸雄(にながわゆきお=72)の演出でミュージカル版の公演が行われることも決定。こちらは8月8日（金）から埼玉県「彩の国さいたま芸術劇場」で公演。主人公・マヤ役を俳優・大和田獏と岡江久美子の愛娘である大和田美帆（おおわだみほ=24)が演じ､ライバル・亜弓役を今回が初舞台となる奥村佳恵が務めるというフレッシュなキャスティングも話題になっている。

“未完の大作”と言われ続けてきた『ガラスの仮面』を､世界の蜷川がどう演出するか注目が集まっていたとろへ､原作再開の報。ファンにとっはうれしい夏になりそうだ。(松野)

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