「MICA 3 CHU」の活動で中島美嘉と森三中に新たな道筋が見えてきた！？

(07/30)

衝撃のユニットが登場してから約2ヶ月。

その勢いはとどまるところを知らない。

そのユニットとは､歌手・中島美嘉（なかしまみか=25）とお笑いトリオ・森三中がコラボレーションしたユニット､「MICA 3 CHU」。

そう､7月23日（水）にシングル「I DON’T KNOW」を発売したばかりなのだ。

「今､不満をいろいろと抱えている人達にストレス発散してもらえるようなパワフルな歌にしたいと思い､元気なロックバンドを組みました」と意気込むのは中心メンバーである中島。

でも､そもそもこのコラボ､どういう付き合いから生まれたのだろうか？

今回のコラボレーションは､音楽番組での共演がきっかけ。

森三中のファンになったという中島からという逆転ホームラン的オファーで実現した。

目指す方向性としては､彼女たちが日々感じているメディアや周囲への抑えきれない怒りや憤りなどを表現した強力なロックサウンドが基本。

中島が全て英語で作詞したという､まさに本格派のバンドになっている。

おそらく､コミカルな芸人バンドのようなものを想像した人も多いだろうが､ご想像とは間逆。

かなりパンチの効いた､ヘビーでグルーヴ感のあるサウンドに仕上がっているから驚きだ。

初回盤には､DJ OZMAやサザンオールスターズのミュージックビデオを手がける映像クリエイター・スミスによる10分超に及ぶクリップとドキュメントが収録されたDVDが付属。

ジャケット写真のアートディレクターにはストリートブランド「HYSTERIC GLAMOUR」のデザイナー・北村信彦氏が手がけた。

またギターにはロックバンド・BEAT CRUSADERSのカトウタロウ氏が参加するなど､豪華な面々による作品だけに､もはやお笑いというカテゴリはすっかり頭の中から消え去ってしまう。

中島は同作について「今回は全英詞ですが､覚えやすいのでぜひカラオケなどで思いっきり歌って､ストレス発散してもらえたら」と猛アピール。

22日に行われた『Yahoo!ライブトーク』では､中島のリーダーぶりに､

「プロデュース力がある。ぜひ､吉本（興業）の社員に」と大島。

これには中島も「仕事がなくなったら…じゃあ」と笑いながら受け流したところから､余裕感すらある。

「今回のコラボで心配だったことは？」という質問に､中島は「一番最初に3人が演奏（のマネを）しているのを見て､天才だと思った」と出来に満足げで､心配はしていなかった様子。

リーダーから太鼓判を押された大島は「ライバルは嵐です。対バンやりたい」と発言するも､メンバーから「好きなだけでしょ」と突っ込まれるなど､楽器を離れているときは常にコミカルな姿勢を崩さないところも､そのギャップが楽しめておもしろい。

「でも､ここまでやったなら（ライバルは）AC/DCですよ」と､嵐を越えたライバル設定に一同が驚愕。

27日にはFM802主催の屋外音楽フェス「MEET　THE　WORLD　BEAT2008」にも登場し､1万4000人の前で派手なプレイを披露。

中島美嘉が牽引しているだけあって､ただの流行ものバンドでは終わりそうにない。（古田鉄寿）

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