「an・an」お得意のカゲキ恋愛系特集は、いよいよ「妄想の世界」に突入!!
(04/09)

「an・an」と言えば、過激なSEX特集など、恋愛に対してストイックに突き詰めたな記事が多い雑誌。

そんな「an・an」から、またしても前のめりな恋愛特集が登場した!

特集タイトルは「あなたに必要なのは 甘〜い恋! 胸のトキメキ最近感じている?」

あれ? そんなにカゲキでもないじゃん?

でもここからが本番。

タイトルこそ柔らかめながら、中身の特集の濃度は意外に濃いのだ。

少し中身をのぞいてみよう。

◎心のリミッターは今すぐ解禁! この春は、とことん甘い恋をしよう

◎ちょっとした言葉選びで蜜の味、かわいい女のラブリー会話術。

◎恋の灼熱ボタンをスイッチオン! 日本男子をアモーレにする方法。

◎イメージこそ、心の糖度の素。 効能高し、妄想ラブストーリー。

まだ、割と恋愛ハウツー本などで見られそうな見出しだ。

では続いて、簡単に内容をレビュー。

「イメージこそ、心の糖度の素。 効能高し、妄想ラブストーリー」の項を例にしてみよう。

「いい恋愛をするために、実は妄想って効果的」と語る心理学者の伊藤明氏の意見を基に、恋愛に効く妄想を特集。

妄想が恋愛に効く、という考え方も突飛なものだが、四面に掲載されている読者の妄想例もなかなかのもの。

「社内のエレベーターが突然停止。憧れの人とふたりで閉じ込められてしまう。1時間くらい助けがこないことがわかり、ぽつぽつと話し始める。すると共通点もあって、すぐに意気投合。その後、社内メールで食事に誘われて交際がスタート」(総務・26歳)

「同じ部署の上司とオフィスラブをしていますが、ちょっと倦怠気味。そんなとき、私はいつもよりちょっと短めのスカートで出社します。お茶を出すとき渡したメモに、『今日、下着をつけていません』と書いておく。彼はその日一日、ドキドキして仕事にならないはず! と、ここまではすべて妄想ですが、以前、元彼に披露したら、めちゃくちゃ興奮すると大喜びでした」(デザイナー・30歳)

なんだか、いわゆるオジ様達が好みそうなエロ本と同じような内容だ。

もうひとつ「ちょっとした言葉選びで蜜の味、かわいい女のラブリー会話術」も一例として。

これは日常の会話で自分の可愛さを最大限に引き出そう、という下心満載の企画。

まず、自分を「普通に かわいい」「Sキャラっぽい かわいい」「妹っぽい かわいい」の3タイプにわけるという。

その3タイプのラブリー会話術がこちら。

★「今日泊まっていかない?」という提案に対して「はい、いいです」をラブリー会話に変換すると、

普:朝ごはん買ってから行こうか
S:泊まっても何もないからね(と手をつなぐ)
妹:なんかドキドキするね

イラストでは、ラブホテルの前で今まさに入ろうとしているカップルが描かれているという。

ダイレクトにSEXをあばかれる企画も見ものだが、こうして妄想や空想を広げていくのも、また別の意味で刺激的ではないだろうか?(古田鉄寿)


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