｢世界ふしぎ発見｣最終回でひっそり登場したアノ脱税犯!

TBS系の長寿番組『世界ふしぎ発見!』が、3月30日の放送をもって最終回を迎えた。1986年のスタート以来、約38年の歴史に幕を下ろした。

長年司会を努めてきた草野仁は、「38年という長さは、実は一人の人間が22歳で大学を卒業して、就職します。そして、38年間勤め上げると、満60歳、定年を迎える。つまり、一人の人間にとっては、自分自身の職業を全うするという、大変長い長い時間なんです。土曜の夜、38年間も番組をやり続けてきたという歴史は過去には一切ありません。ということは、大勢の視聴者のみなさまの応援、バックアップする声を届けてくださったからこそ、今日、私たちはこうして継続してくることができました。この場を借りて失礼ですけれども、ありがとうございました」と、かけがえの時間を過ごさせてくれたことを感謝した。

初回からずっとレギュラー出演してきた黒柳徹子は、「私はこの番組が大好きでした。この番組がこれから無くなっちゃうと思うと、本当に寂しいです。でも色んな思い出がたくさんあるので、それを大事に、これから生きていこうと思っています」と、番組との別れを悲しんでいた。

そんな中、初期から長年番組レギュラーを担いながら、近年はまったく出演していなかった板東英二の映像も流れた。
彼は2012年、名古屋国税局から約7500万円の申告漏れを指摘され、脱税犯扱いされてテレビ業界から干されていた。しかし最終回で板東英二の映像も使われ、黒歴史と処理されなかったことに、往年の視聴者は喜んでいた。

後番組はハライチの澤部佑がMCに就任するバラエティー番組となるが、『世界ふしぎ発見!』のような長寿番組になれるか。

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