｢高校生クイズ2012｣の視聴率が凋落! 度を超えた難問に視聴者ウンザリ!

日本全国の高校で偏差値が3本の指に入る高さを誇る超難関校･開成高校が見事優勝を勝ち取った『高校生クイズ32』｡今年も全国の優秀な高校生達が栄光の座を懸けて知力の激闘を繰り広げた｡

『高校生クイズ』は数年前まで､体力や運も必要な企画があり､学力が全てではない､何が起こるか分からない波乱の展開が見所の一つだった｡しかし2008年からリニューアルが敢行され､出題問題が一気にレベルアップ｡必然的に全国でも名高い有名校ばかりが順当に残る展開が増えた｡

肝心の視聴率はというと､2005年と2007年にそれぞれ9.7%､8.6%を記録して､2008年から大幅リニューアルが決定｡すると2008年から順に14.0%､17.5%､15.5%､15.7%と4年連続高視聴率を出した｡おそらく局側も上手く路線変更出来たと思っていたであろう矢先､2012年大会は10.9%と前年度から約5%も一気に下がってしまった｡

決勝大会の準決勝あたりになると､難関大学を受験する理系または文系のトップクラスの学生しか解答出来ない､問題文すら一般視聴者には理解不能な問題が出題された事が､視聴者離れを起こした原因ではないかと推測される｡
クイズ番組は多数放送されており､その殆どが､視聴者も考えれば分かりそうな問題､もしくは正解を言われれば記憶が甦る程度の難易度｡テレビを観ながら一緒に正解を考える事が醍醐味である｡見ず知らずの高校生が､自分が全く分からない問題を正解する姿を｢凄い!｣と思って楽しめればよいが､そうでないと途中で飽きてしまいそうだ｡

かといって､問題の難易度を下げると優勝校が決められない｡局側にとっては頭が痛いところか｡

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