あしたの、喜多善男
[第2話]
01/15放送

11年前、唯一の友・三波(今井雅之)が死に、優しく愛おしい妻・みずほ(小西真奈美)が去り、借金がかさんだ今、孤独な日々だけが残った男・喜多善男(小日向文世)は、思い切って「死のう!」と決意する――。

「死ぬ日」まで、あと10日。

善男の部屋のチャイムが鳴り、ドアを開けると、そこにはアイドル・宵町しのぶ(吉高由里子)が立っていたのだ…。

「嬉しい? 善男ちゃん」
「善男ちゃんが疲れてそうだから、私がサービスしてあげる」

そう言うと、しのぶは足を差し出す。しのぶは自分の足の裏をマッサージしろというのだ。
「善男、嬉しい? 私の足の裏をマッサージできて、嬉しい?」
足の裏をマッサージされると、忍はその場にぐっすり眠ってしまった。
善男はしのぶに毛布を掛けると、自分もソファーで眠り込んでしまう。

気づくと――朝になっていた。今日は、母に会いに行く予定にしていたのだ。

一方、平太(松田龍平)は約束どおり、元妻・みずほ(小西真奈美)を探していた。何とか、今日中にみずほを探し出せそうだ。
朝、善男にそのことを話すと、善男は運転資金10万円を平田に手渡し、何度も何度も頭を下げる。

昼、善男は平田の店のキャバ嬢達と一緒に大好きな中村屋のカレーを食べに行く。そこでキャバ嬢が「温泉に行きたい!」と言ったのを聞き、明日、みんなで一緒に箱根旅行へ行くことを決めた。

明日は、箱根に温泉旅行だ――。

レストランのイスに掛けてある善男の全財産が入ったボストンバックの底がピカピカと光っている。
実は保険調査員・杉本(生瀬勝久)に発信機を仕掛けられていた。――杉本はみずほの件で、善男をマークしているのだ。

昼食後、善男は実の母親の元を訪ねる。立ち寄ることを電話で告げておくと、母親はいつもの「喜多家・特製カレー」を作って待ってくれた。自分と善男と――父の分を作って。母は少し惚けていた。善男がみずほと離婚したことも、すっかり忘れていたのだ。
あまりの切なさに、善男は母親の背中を抱きしめた――。

悲しくて、空しくて、辛くて――。

フラフラと部屋へ帰る途中、道路を歩いていると空から電飾看板が善男の頭目をめがけて落ちてくる。逃げようと思ったが足がすくんで動かない。
そんなとき、間一髪、平田は善男を助けた。
2人とも腰が抜け、そして笑った。

平田は善男に、「みずほの居場所が分かった」と伝える。
善男は平田に感謝した。心から感謝をした。
するとおもむろに、平田は善男に「生命保険に入ってくれ」と頼む。平田の恋人・リカ(栗山千秋)が保険会社に勤めていて、大口の保険を探しているのだという…。
一瞬、「それが目的か…」と思った善男だったが、すぐに、それでも構わないとも思った。

「どうせ、死ぬのだから――」

それよりも明日、みずほに会える。楽しいことだけ思い浮かべて会おう――。
ネガティブ善男の影に怯えながらも、愛するみずほに会えることだけを夢見る善男だった。

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キャスト
喜多善男(きたよしお) / 小日向文世(こひなたふみよ)
とにかく、平凡な男。性格は真面目で人を信・・・
矢代平太 / 松田龍平(まつだりゅうへい)
キャバレーのスカウトマン。善男との出会い・・・
鷲巣みずほ / 小西真奈美(こにしまなみ)
善男と離婚した、元妻。11年前、善男と知・・・
長谷川リカ / 栗山千明(くりやまちあき)
宵町しのぶ / 吉高由里子(よしたかゆりこ)
杉本マサル / 生瀬勝久(なませかつひさ)
森脇大輔 / 要潤(かなめじゅん)
三波貴男 / 今井雅之(いまいまさゆき)
片山 / 温水洋一(ぬくみずよういち)
小林社長 / デビット伊東(でびっといとう)

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