ジョシデカ〜女子刑事〜
[第3話]
11/01放送

ジウォン(リュ・シウォン)から、写真を現像した佐藤有希/時田梨恵子(入山法子)の顔が写っていたときいた桜華子(泉ピン子)は急いで家に帰り、その写真を預かる。
一方、畑山来実(仲間由紀恵)が残っていると、刑事課長の青山(益岡徹)から、ひったくり事件捜査の際、再び路上で発砲してしまったことが原因で、「未来永劫、捜査本部には戻れると思うな!」と告げられてしまう。

華子はジウォンが偶然撮影した時田梨恵子の写真をエサに、一課の柳田(田中哲司)に取引をもちかけた。すると柳田は一週間という期限付きで、華子を連続殺人事件の捜査本部に戻すことにした。しかし、一週間何も出てこなければ、その写真の情報は捜査本部の共有となる。

翌朝、華子は青山に「今日から捜査本部に戻れることになりました!」と報告する。来実は「自分たちのために……ありがとうございます!」と感謝するが、もちろん、戻れるのは華子だけだ。

来実はショックを隠せないまま、ジャンケンで負け新人・来実のおもりをすることになった吉井(大倉孝二)と二人で、車上荒らしの捜査をすることに。
しかし、連続殺人事件のことが頭から離れない来実は、車上荒らしの件で聞き込みをするも、ついついその質問は連続殺人のことばかりになってしまう。
「今日はもう帰れ」と吉井に言われた来実は落ち込みながら、家に帰った。が、そんなとき、警察学校時代の岩代百枝から連絡があり、会うことになった。

そして百枝と会った来実は、同期が職務質問中に刺されたことを聞く。だから百枝は来実のことを心配し、呼び出してくれ、警察にはいろいろルールがあるなど念押しをしてくれたのだ。それに感謝しながらも、時田梨恵子のことだけは絶対に逃げてはいけないと思うと百枝に語るのだった。

ある日、来実は殺人事件があった現場近くのコインパーキングで車上荒らしがあったことを聞きつける。その件での被害届が出されていないことを知った来実は、何か怪しいと睨み一人で現場に駆けつける。すると、そこには何者かの姿があった…。と、その瞬間、来実はやってきた華子に投げ飛ばされた!

来実が気がつくと、目の前にはジウォンと華子がいた。そこで来実は華子に投げられ、ジウォンが車で迎えに来てくれたと知る。「単独捜査はするな!」という華子に、「黒いコートってなんですか?」と来実は質問する。しかし、華子は取り合わない。それでも来実は華子につっかかると、2人は「クソガキ!」「クソババア!」と殴り合いに。根負けした華子は黒いコートの女が時田梨恵子とあっていて、目撃したのはジウォンだけと話す。ギブアンドテイクということで、来実も、時田梨恵子のアパートの裏の駐車場で車上荒らしがあったのに被害届が出ていないことを話した。「でかした!」と華子はいい、来実とともに捜査を再開する。

一晩徹夜して何も起こらないと帰ろうとしたとき、駐車監視員の制服姿の怪しい女が来実と華子の車をのぞきこみ、こじあけようとしていた。来実と華子が現行犯でつかまえようとしたちょうどその時、パトカーがやってきて、バイクで逃げた怪しい女を追いかける。走って追いかけていた来実だったが、やってきたジウォンがバイクに乗せてくれることになる。

バイクの上で拳銃を構えた来実、商店街に飾り付けられたネットめがけて撃つ。怪しい女はそのネットにつかまり、逃げられなくなった。つかまえた来実は女の免許証を取り出し、尋問する。が、女はフンと鼻で笑う。
来実は家を案内させ、ジウォンとともに、その女のアパートに行く。
その時、ジウォンのもとに華子から電話があり、「あの子、また拳銃発砲したりしてないでしょうね!」と確認をする。「5発ぐらい」とジウォンから聞いた華子は頭を抱えるのだった。

一方、部屋に踏み込んだ来実は、女が駐車場でとったというパソコンを確認する。ベッドの下にあるパソコンを確認しようとしたその時――、背後からナイフがふりあげられた!

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キャスト
畑山来実 / 仲間由紀恵(なかまゆきえ)
この秋から、日暮署刑事課・捜査一係に配属された新人刑事。明るく、正義感が強く人情味があり、前向きでめげない。ただし、ちょっと天然ボケ。
視力は7.0で、抜群の動体視力を持っており、猛スピードで逃走する車と一瞬すれ違っただけで、運転手の顔を識別できる。また、射撃の腕にも優れているが、“危険回避のため”という勝手な判断で許可なしに発砲してしまい、上司の華子や青山課長の頭を悩ませる。
桜華子 / 泉ピン子(いずみぴんこ)
日暮署刑事課・捜査一係のベテラン刑事。
口も性格も悪いが、35歳の春に交通課から念願の刑事課に移動し、いまや検挙率は署内ナンバーワン。
刑事課にきてから18年間、同期の男たちが出世し、女性は次々と結婚して職場を去ってゆく中、「現場一筋、イチ刑事」として努力し現在に至る。地道な捜査スタイルから“ねばりの華子”のニックネームがあるほどで、アメとムチを巧妙に使い分けながら、幾多の事件を解決してきた。柔道は二段の腕前。
岩代百枝 / 片平なぎさ(かたひらなぎさ)
来実の警察学校時代の主任教官。
凛とした姿勢、確実に標的をものにする、正しく発せられる美しい日本語――そんな超人的な美しさにあこがれ、彼女のような女性警官になりたいと、来実が心から願う憧れの存在。

パク・ジウォン / リュ・シウォン(りゅ・しうぉん)
華子が若かりし頃、唯一愛した韓国人男性、パク・チョンスの忘れ形見。ジウォンは2歳のときに実母を亡くしている。そのころ、日本で仕事をしていたチョンスが華子と恋に落ちたため、ジウォンは華子のことを母親のように慕う。
ジウォンは、韓国でカメラマンをしていたが、あることがきっかけで“生きることへの意欲”をなくしてしまい、本当の母のように接してくれた華子を頼って、日本にきた。料理が得意で、日暮署の刑事たちは、ジウォンの差し入れを楽しみにしている。

青山光一郎 / 益岡徹(ますおかとおる)
日暮署刑事課・捜査一係の課長。
華子の三期下の後輩だが、猛勉強して警部になった。刑事のくせに臆病で、現場が苦手。実はかつて、仕事一筋に働く華子に憧れ「ボクと結婚してください!」とプロポーズしたことがある。
結局、あっさりとフラレてしまったが、華子はいまだにそのラブレターを持っていると、それをダシに脅されたりする。
吉井耕介 / 大倉孝二(おおくらこうじ)
日暮署刑事課・捜査一係所属。テレビ局が事件現場へくると、わざわざカメラに映ろうとしたり、派手な行動をとったりするミーハーな男。刑事ドラマに憧れて刑事を目指したので、現場で事情聴取する自分に酔いしれることもしばしば。

本田聡史 / 袴田吉彦(はかまだよしひこ)
日暮署刑事課・捜査一係所属。
いつも日焼けをしているマッチョ。時間があれば、署内でいつも筋トレをしている。ジャケットにアーミーブーツといういでたちだが、実は気が弱く、本当は殺人事件などには関わりたくないと思っていたりする。

高木潤 / 鈴木浩介(すずきこうすけ)
日暮署刑事課・捜査一係所属。
来実が来るまでは最年少で、雑事をいつもやらされていた。華子が指導者となったこともあるが、鬼のような特訓にも負けず、刑事として無事生き残っている。

川口卓也 / 金子昇(かねこのぼる)
警視庁捜査一課の刑事。
父親は警視正、祖父は警視長というエリート警察官一家に生まれた。イケメンだが、女性蔑視、所轄蔑視な部分があり、来実は「わけのわからないサル」、華子は「こうるさいオバサン」としか思っていない。


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