ジョシデカ〜女子刑事〜
[第4話]
11/08放送

ついに連続殺人事件の手掛かりを持っている可能性のある容疑者・有吉久美(美元)を捕らえた畑山来実(仲間由紀恵)は、久美同行のもと単身で家宅捜査を始める。パク・ジウォン(リュ・シウォン)がそのことを桜華子(泉ピン子)に連絡すると、華子は急いで現場に駆けつける。しかし、そこで目にしたものは気絶して倒れている来実と、何者かの手によって殺害された久美の姿だった。久美の手に数字は書かれていなかった。
「ここで何があったか思い出せ!」と華子は詰め寄るが、来実は「パソコンがなくなっている」ということぐらいしかわからなかった。

せっかくの手掛かりを失い、重い空気が立ち込める日暮署刑事課。すると、来実の失態を聞きつけた警視庁の柳田(田中哲司)がやって来ると、「辞表を書け!」と来実に迫った。華子はそれを必死でかばおうとするが、柳田は聞く耳を持たない。

すっかり落ち込んでしまった来実を元気づけるため、遊園地に誘うジウォン。初めは憂鬱そうな来実だったが、ジウォンは、華子が本当の母親のように面倒をみてくれたこと、父親が自殺したことなどを来実に話す。自分は韓国から逃げてきた負け犬だ。もし来実がこのまま刑事を辞めるならぼくと一緒だ。負け犬には後悔しかないなどと優しい言葉をかけ、自分が作ってきたおにぎりを来実に渡す。そのおにぎりを食べ、感きわまる
来実をジウォンはそっと抱きしめるのだった。

元気を取り戻した来実は、辞表を出す気はないと青山課長(益岡徹)に告げる。すると、柳田は「新しい仕事を命じる」と言い、華子と来実は着ぐるみを着て、小学生相手の交通安全教室を担当させられることになる。

二人の話を全く聞こうとしない小学生相手に奮闘する来実と華子だが、来実はその視力の良さから生徒たちが話している内容を読唇術で読み取り、その中に、連続殺人事件の一人目の犠牲者・小高嘉弘の娘である美帆(鈴木理子)がいることを知る。
来実が美帆に話を聞いてみたいというと、華子は「いいかげんにしろ!」というが、「まあ、たまたま事件の関係者にあって、たまたま話を聞くこともあるだろう」とにっこりする。
そして美帆の家にいき、「自分たちは美帆ちゃんの味方だから」というと、美帆は「よろしくお願いします」と頭を下げるのだった。

その夜、美帆がいなくなったと美帆の母親から連絡が入った。
同じ頃、捜査本部には連続殺人事件の犯人と思われる人物から犯行予告状が届いていた。その予告状と美帆の行方不明ははたして関係があるのだろうか?
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キャスト
畑山来実 / 仲間由紀恵(なかまゆきえ)
この秋から、日暮署刑事課・捜査一係に配属された新人刑事。明るく、正義感が強く人情味があり、前向きでめげない。ただし、ちょっと天然ボケ。
視力は7.0で、抜群の動体視力を持っており、猛スピードで逃走する車と一瞬すれ違っただけで、運転手の顔を識別できる。また、射撃の腕にも優れているが、“危険回避のため”という勝手な判断で許可なしに発砲してしまい、上司の華子や青山課長の頭を悩ませる。
桜華子 / 泉ピン子(いずみぴんこ)
日暮署刑事課・捜査一係のベテラン刑事。
口も性格も悪いが、35歳の春に交通課から念願の刑事課に移動し、いまや検挙率は署内ナンバーワン。
刑事課にきてから18年間、同期の男たちが出世し、女性は次々と結婚して職場を去ってゆく中、「現場一筋、イチ刑事」として努力し現在に至る。地道な捜査スタイルから“ねばりの華子”のニックネームがあるほどで、アメとムチを巧妙に使い分けながら、幾多の事件を解決してきた。柔道は二段の腕前。
岩代百枝 / 片平なぎさ(かたひらなぎさ)
来実の警察学校時代の主任教官。
凛とした姿勢、確実に標的をものにする、正しく発せられる美しい日本語――そんな超人的な美しさにあこがれ、彼女のような女性警官になりたいと、来実が心から願う憧れの存在。

パク・ジウォン / リュ・シウォン(りゅ・しうぉん)
華子が若かりし頃、唯一愛した韓国人男性、パク・チョンスの忘れ形見。ジウォンは2歳のときに実母を亡くしている。そのころ、日本で仕事をしていたチョンスが華子と恋に落ちたため、ジウォンは華子のことを母親のように慕う。
ジウォンは、韓国でカメラマンをしていたが、あることがきっかけで“生きることへの意欲”をなくしてしまい、本当の母のように接してくれた華子を頼って、日本にきた。料理が得意で、日暮署の刑事たちは、ジウォンの差し入れを楽しみにしている。

青山光一郎 / 益岡徹(ますおかとおる)
日暮署刑事課・捜査一係の課長。
華子の三期下の後輩だが、猛勉強して警部になった。刑事のくせに臆病で、現場が苦手。実はかつて、仕事一筋に働く華子に憧れ「ボクと結婚してください!」とプロポーズしたことがある。
結局、あっさりとフラレてしまったが、華子はいまだにそのラブレターを持っていると、それをダシに脅されたりする。
吉井耕介 / 大倉孝二(おおくらこうじ)
日暮署刑事課・捜査一係所属。テレビ局が事件現場へくると、わざわざカメラに映ろうとしたり、派手な行動をとったりするミーハーな男。刑事ドラマに憧れて刑事を目指したので、現場で事情聴取する自分に酔いしれることもしばしば。

本田聡史 / 袴田吉彦(はかまだよしひこ)
日暮署刑事課・捜査一係所属。
いつも日焼けをしているマッチョ。時間があれば、署内でいつも筋トレをしている。ジャケットにアーミーブーツといういでたちだが、実は気が弱く、本当は殺人事件などには関わりたくないと思っていたりする。

高木潤 / 鈴木浩介(すずきこうすけ)
日暮署刑事課・捜査一係所属。
来実が来るまでは最年少で、雑事をいつもやらされていた。華子が指導者となったこともあるが、鬼のような特訓にも負けず、刑事として無事生き残っている。

川口卓也 / 金子昇(かねこのぼる)
警視庁捜査一課の刑事。
父親は警視正、祖父は警視長というエリート警察官一家に生まれた。イケメンだが、女性蔑視、所轄蔑視な部分があり、来実は「わけのわからないサル」、華子は「こうるさいオバサン」としか思っていない。


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