ジョシデカ〜女子刑事〜
[第6話]
11/22放送

深夜にパク・ジウォン(リュ・シウォン)が訪ねていたのは、連続殺人事件の第4の被害者となった時田梨恵子の実家、名賀投資信託の社長・時田章吾(名高達男)の家だった。ジウォンは「お嬢さんが最後に会った人を知っています」と、黒いコートの人物が写った写真とそのフィルムを時田の前に出す。
それを見た時田は、写真とフィルムを金で買うと取り引きを提案するが、ジウォンは自分のてのひらを見せる。そこには、被害者と同じ数字がマジックで書かれていた。113−−それは11月3日をあらわし、ジウォンの父の命日だった。時田は金額を吊り上げ取り引きしようとするが、ジウォンは「金じゃない!」といいはる。二人がもみ合いになったその時、ジウォンを尾行していた木崎(大浦龍宇一)と川口(金子昇)が現れ、ジウォンは連行されてしまう。

日暮署へ連行されたジウォンの姿を見た畑山来実(仲間由紀恵)は、突然の出来事にいったい何が起きたのか理解できない。

一方、連続殺人の予告状が届いたことを公表したことにより、イタズラと思われる予告状が相次ぎ、日暮署には問い合わせが殺到していた。

そのころ、桜華子(泉ピン子)は、自らジウォンの事情聴取を担当する。二人のやり取りをマジックミラー越しに見守る、柳田(田中哲司)ら本庁の刑事たちだった。彼らは同居している華子になら、すべてを話すだろうと思ったのだ。華子は「なぜ、黒いコートの人間が写っていることを話してくれなかったのか。お母さんと呼んでくれたのはウソだったの? あなたは事件に首をつっこまなくていい」と迫るが、ジウォンは納得のいかない様子。さらに、「私の家にいれば時田の情報がわかると思って、家にきたの?」という華子に対し、「そうかも」とジウォンは答える。華子は悲しく、ジウォンの頬をたたき、でていくのだった。

そんなとき、私にも予告状が届いたと、吉井(大倉孝二)の妻・明子(麻生祐未)が日暮署にやってきた。しかし、署員はみんな「イタズラ」と決めつけ、結局、来実と吉井以外、心配する人は誰もいなかった。

落ち込んでいる華子のもとに、青山課長(益岡徹)がやってきた。数十年前、ジウォンの父が恋敵だった青山は華子のことを心配していた。青山は華子に「おれも、署員もみんな敵じゃないぞ。なにかあったら、おれたちを頼れ」と声をかける。

その頃、時田の妻・睦子(水沢アキ)にも予告状が届いたとの報告がある。これを本命と睨んだ柳田は時田のもとを訪れると、時田は犯人を見つけたら懸賞金を出すと新聞に発表していた。柳田はジウォンとの間にどんなやり取りがあったのか教えてくれないかと時田に切り出す。

来実が吉井の妻・明子をホテルで護衛していると、青山から連絡が入り、ジウォンが来実ならすべてを話すと言っているという。来実は「すぐ戻ってきます。部屋から出ないでくださいね」と言い、日暮署へ向かう。
その途中、明子の様子を見た吉井と出会う。忘れものに気づいた来実と吉井が明子の部屋に行くと――部屋の中から悲鳴が聞こえた! ドアをこじあけ、2人が中に入ると、明子がナイフで刺され、死んでいた!
その時、来実は犯人らしき人物の姿を見つけ、追ったが、見失ってしまった。

来実がホテルの部屋に戻ると、吉井は明子の前で茫然としていた。そんな吉井に柳田ら本庁の刑事たちは、「おまえが第一の容疑者だ」と詰め寄る。吉井が手を出そうとすると、その前に、来実は「ふざけんな!」と本庁の刑事を殴って、殴って、殴った。同じ日暮署の刑事たちは誰も止めなかった。

そのころ、華子は家で黒いコートを眺めていた――。
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キャスト
畑山来実 / 仲間由紀恵(なかまゆきえ)
この秋から、日暮署刑事課・捜査一係に配属された新人刑事。明るく、正義感が強く人情味があり、前向きでめげない。ただし、ちょっと天然ボケ。
視力は7.0で、抜群の動体視力を持っており、猛スピードで逃走する車と一瞬すれ違っただけで、運転手の顔を識別できる。また、射撃の腕にも優れているが、“危険回避のため”という勝手な判断で許可なしに発砲してしまい、上司の華子や青山課長の頭を悩ませる。
桜華子 / 泉ピン子(いずみぴんこ)
日暮署刑事課・捜査一係のベテラン刑事。
口も性格も悪いが、35歳の春に交通課から念願の刑事課に移動し、いまや検挙率は署内ナンバーワン。
刑事課にきてから18年間、同期の男たちが出世し、女性は次々と結婚して職場を去ってゆく中、「現場一筋、イチ刑事」として努力し現在に至る。地道な捜査スタイルから“ねばりの華子”のニックネームがあるほどで、アメとムチを巧妙に使い分けながら、幾多の事件を解決してきた。柔道は二段の腕前。
岩代百枝 / 片平なぎさ(かたひらなぎさ)
来実の警察学校時代の主任教官。
凛とした姿勢、確実に標的をものにする、正しく発せられる美しい日本語――そんな超人的な美しさにあこがれ、彼女のような女性警官になりたいと、来実が心から願う憧れの存在。

パク・ジウォン / リュ・シウォン(りゅ・しうぉん)
華子が若かりし頃、唯一愛した韓国人男性、パク・チョンスの忘れ形見。ジウォンは2歳のときに実母を亡くしている。そのころ、日本で仕事をしていたチョンスが華子と恋に落ちたため、ジウォンは華子のことを母親のように慕う。
ジウォンは、韓国でカメラマンをしていたが、あることがきっかけで“生きることへの意欲”をなくしてしまい、本当の母のように接してくれた華子を頼って、日本にきた。料理が得意で、日暮署の刑事たちは、ジウォンの差し入れを楽しみにしている。

青山光一郎 / 益岡徹(ますおかとおる)
日暮署刑事課・捜査一係の課長。
華子の三期下の後輩だが、猛勉強して警部になった。刑事のくせに臆病で、現場が苦手。実はかつて、仕事一筋に働く華子に憧れ「ボクと結婚してください!」とプロポーズしたことがある。
結局、あっさりとフラレてしまったが、華子はいまだにそのラブレターを持っていると、それをダシに脅されたりする。
吉井耕介 / 大倉孝二(おおくらこうじ)
日暮署刑事課・捜査一係所属。テレビ局が事件現場へくると、わざわざカメラに映ろうとしたり、派手な行動をとったりするミーハーな男。刑事ドラマに憧れて刑事を目指したので、現場で事情聴取する自分に酔いしれることもしばしば。

本田聡史 / 袴田吉彦(はかまだよしひこ)
日暮署刑事課・捜査一係所属。
いつも日焼けをしているマッチョ。時間があれば、署内でいつも筋トレをしている。ジャケットにアーミーブーツといういでたちだが、実は気が弱く、本当は殺人事件などには関わりたくないと思っていたりする。

高木潤 / 鈴木浩介(すずきこうすけ)
日暮署刑事課・捜査一係所属。
来実が来るまでは最年少で、雑事をいつもやらされていた。華子が指導者となったこともあるが、鬼のような特訓にも負けず、刑事として無事生き残っている。

川口卓也 / 金子昇(かねこのぼる)
警視庁捜査一課の刑事。
父親は警視正、祖父は警視長というエリート警察官一家に生まれた。イケメンだが、女性蔑視、所轄蔑視な部分があり、来実は「わけのわからないサル」、華子は「こうるさいオバサン」としか思っていない。


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