ジョシデカ〜女子刑事〜
[第8話]
12/06放送

突然、連続殺人の犯人だと名乗る男、鎌谷武(宮川一朗太)が自首して来た。畑山来実(仲間由紀恵)と桜華子(泉ピン子)は彼を取り調べる。鎌谷は連続殺人事件第二の被害者である倉本道夫とはアパートが隣同士で、ピアノの音が迷惑だという騒音トラブルで殺害したというが、それ以外の事件については全く関係がないといい、倉本の死体の掌に書かれていた数字に関しても書いていないし、勝手に連続殺人犯にされてしまったと言い張る。
それを聞いた日暮署の刑事たちは頭を悩ませる。

その後の聞き込みにより、殺された倉本は近所ではすごく評判の良い学生で誰からも恨みを買うような人間ではなかったということがわかる。そこで、来実と華子は山木早代という女性から鎌谷に宛てた手紙を見つけた。鑑識の結果からも、倉本の殺害はほぼ鎌谷で間違いないことがわかるが、どこか気になる来実であった。

帰り道、岩代教官(片平なぎさ)に出会った来実は、吉井(大倉孝二)の妻を死なせてしまったのは自分だから、犯人を逮捕して責任をとりたいという。しかし、岩代は、「犯人を逮捕することが責任をとったことになるのか」と疑問をなげかける。

夜、来実はごはんを食べようとすると、いきなり、天井から漏水した。どうしようもなくなった来実は華子の家に転がり込む。早く出て行けという華子にパク・ジウォン(リュ・シウォン)は、来実はお父さんの名誉挽回をしてくれた恩人なのだからと諭す。
そして夜、来実は部屋であるパネル写真を見つける…。

それはジウォンの元・彼女だという。その姿は来実にそっくりだった。ジウォンは説明し、「来実さんは恋人は?」と尋ねる。来実は「彼氏はいるけれど、2年も会ってない」と正直に答える。そんな来実にジウォンは「彼に電話してはっきりさせてください」とせまる。来実は「捜査が終わったらきちんと聞いてみる、実は今すごく気になっている人がいるので……」と答える。

改めて鎌谷と取り調べを行うと、彼の供述には徐々にズレが生じてきた。倉本から受けていたとされる嫌がらせは実際には鎌谷本人が見たり、聞いたりしたものではなく、母親の介護をしていた山木早代という人物から聞いたものだというのだ。それで来実は思い出した。鎌谷にあてた山木からの手紙は消印が全部違っていたのだ。
この供述により、日暮署の刑事たちは、山木の身元を探る。しかし、その姿はどこにもなく、その名前すら偽名である可能性出てきた。

捜査会議で華子は、山木早代と名乗る人物が事件の鍵を握り、更には今回の連続殺人事件にも絡んでいる可能性が高いと発言する。ただ、悪口を吹き込まれただけなのにと来実はつぶやくが、「誰かを恨むように仕向けられた人物がいる」と華子は言い、「私がそうだった」とつけたす。華子の元にもそういった時田への恨みを募らせるような手紙がたくさん届いていたのだ。しかも、鎌谷のところに届いた手紙と消印がほとんど一緒だった。

捜査本部に手をかりようと青山課長(益岡徹)が言うと、黙って聞いていた柳田(田中哲司)が「それは危険だ」という。捜査本部には人が多いため、情報が容易にもれては困るだろうというのだ。柳田の協力の元に、捜査を再開することになった。

山木早代の似顔絵を鎌谷に見せていたが、アザの印象が強くてしっかりとした記憶がないという。と、来実は「それはウソのアザなのではないか……」と推理する。ならば、交通課に連れていって免許証の写真を見せようとすると、鎌谷が「あ!」と声を上げた。今、山木が前をとおったというのだ。
日暮署内は「署内に山木がいる」と大騒ぎになる。
すると、鎌谷は頭を抱えていた。「なんでこんなおおごとになったんだ。ただ、自転車を壊してやるだけのつもりだったのに」と。倉本は20万円もするロードバイクに乗っていて、金持ちであることを鼻にかけていると思ったのだ。その時に、倉本が鎌谷の母を侮辱するようなことを言ったので、発作的に殺してしまったのだという。

と、来実のもとに「鎌谷を刑事課に戻せ」という連絡が入った。戻ろうとする2人の背後を狙う銃――。
来実は気配を感じて振り返ると、銃が発砲され、来実は撃たれてしまった!
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キャスト
畑山来実 / 仲間由紀恵(なかまゆきえ)
この秋から、日暮署刑事課・捜査一係に配属された新人刑事。明るく、正義感が強く人情味があり、前向きでめげない。ただし、ちょっと天然ボケ。
視力は7.0で、抜群の動体視力を持っており、猛スピードで逃走する車と一瞬すれ違っただけで、運転手の顔を識別できる。また、射撃の腕にも優れているが、“危険回避のため”という勝手な判断で許可なしに発砲してしまい、上司の華子や青山課長の頭を悩ませる。
桜華子 / 泉ピン子(いずみぴんこ)
日暮署刑事課・捜査一係のベテラン刑事。
口も性格も悪いが、35歳の春に交通課から念願の刑事課に移動し、いまや検挙率は署内ナンバーワン。
刑事課にきてから18年間、同期の男たちが出世し、女性は次々と結婚して職場を去ってゆく中、「現場一筋、イチ刑事」として努力し現在に至る。地道な捜査スタイルから“ねばりの華子”のニックネームがあるほどで、アメとムチを巧妙に使い分けながら、幾多の事件を解決してきた。柔道は二段の腕前。
岩代百枝 / 片平なぎさ(かたひらなぎさ)
来実の警察学校時代の主任教官。
凛とした姿勢、確実に標的をものにする、正しく発せられる美しい日本語――そんな超人的な美しさにあこがれ、彼女のような女性警官になりたいと、来実が心から願う憧れの存在。

パク・ジウォン / リュ・シウォン(りゅ・しうぉん)
華子が若かりし頃、唯一愛した韓国人男性、パク・チョンスの忘れ形見。ジウォンは2歳のときに実母を亡くしている。そのころ、日本で仕事をしていたチョンスが華子と恋に落ちたため、ジウォンは華子のことを母親のように慕う。
ジウォンは、韓国でカメラマンをしていたが、あることがきっかけで“生きることへの意欲”をなくしてしまい、本当の母のように接してくれた華子を頼って、日本にきた。料理が得意で、日暮署の刑事たちは、ジウォンの差し入れを楽しみにしている。

青山光一郎 / 益岡徹(ますおかとおる)
日暮署刑事課・捜査一係の課長。
華子の三期下の後輩だが、猛勉強して警部になった。刑事のくせに臆病で、現場が苦手。実はかつて、仕事一筋に働く華子に憧れ「ボクと結婚してください!」とプロポーズしたことがある。
結局、あっさりとフラレてしまったが、華子はいまだにそのラブレターを持っていると、それをダシに脅されたりする。
吉井耕介 / 大倉孝二(おおくらこうじ)
日暮署刑事課・捜査一係所属。テレビ局が事件現場へくると、わざわざカメラに映ろうとしたり、派手な行動をとったりするミーハーな男。刑事ドラマに憧れて刑事を目指したので、現場で事情聴取する自分に酔いしれることもしばしば。

本田聡史 / 袴田吉彦(はかまだよしひこ)
日暮署刑事課・捜査一係所属。
いつも日焼けをしているマッチョ。時間があれば、署内でいつも筋トレをしている。ジャケットにアーミーブーツといういでたちだが、実は気が弱く、本当は殺人事件などには関わりたくないと思っていたりする。

高木潤 / 鈴木浩介(すずきこうすけ)
日暮署刑事課・捜査一係所属。
来実が来るまでは最年少で、雑事をいつもやらされていた。華子が指導者となったこともあるが、鬼のような特訓にも負けず、刑事として無事生き残っている。

川口卓也 / 金子昇(かねこのぼる)
警視庁捜査一課の刑事。
父親は警視正、祖父は警視長というエリート警察官一家に生まれた。イケメンだが、女性蔑視、所轄蔑視な部分があり、来実は「わけのわからないサル」、華子は「こうるさいオバサン」としか思っていない。


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