流れ星第1話あらすじ完全版

流れ星

[第1話]

10/18放送

岡田健吾（竹野内豊）は飼育員として新江ノ島水族館に勤める37歳。子供の頃から魚が大好きで、海洋系の大学で水産について学んだ後、なかなか勤められないといわれる水族館に就職、近々婚約者・相澤美奈子（板谷由夏）との結婚も決まり、順調な毎日を送っていた。

槇原梨沙（上戸彩）は、一見、今どきの女性で、藤代誠（大東俊介）という恋人との関係も順調で幸せそうだった。しかし、彼女には秘密が…。梨沙はイメクラで働いていた。もちろん誠には秘密だ。梨沙は兄・修一（稲垣吾郎）が作った借金の連帯保証人になってしまい、修一が蒸発してしまったためにやむを得ず、風俗の世界で働いているのだった。

そんなある日、修一が梨沙の部屋に現れる。修一は「借金返済のめどがたった」というが、梨沙が疑うと、態度を豹変し、梨沙の財布を奪おうとした。2人がもみ合っているとき、梨沙の“イメクラの名刺”が落ち、それを修一に見られてしまう。梨沙は思わず部屋を飛び出した。

梨沙はふらっと訪れたのが、新江ノ島水族館だった。大きなクラゲの水槽の前で、揺ら揺らと漂うクラゲを見ているところを、健吾が「閉館」を伝えるために声をかけた。それが2人の出会いだった。

そんなある日、健吾の妹・マリア（北乃きい）が突然倒れてしまう。駆けつけたマリアの母・和子（原田美枝子）に、担当医の神谷（松田翔太）は「このままでは余命は１年ほどだろう」と告げる。マリアは肝臓を患っていて、肝臓移植が必要だというのだ。和子は自分の肝臓を移植してほしいと言うが、検査の結果、不適合。健吾もまた不適合だった。和子と健吾は親族に肝臓の提供を頼むが、「もしもの場合」を危惧した親類に断られてしまう。

夜、和子は、健吾の婚約者・美奈子に「マリアのために肝臓をわけてほしい」と土下座して頼んだ。突然のことに驚いた美奈子は帰ってしまう。

梨沙はようやく修一の借金を完済した。これで、イメクラで働かなくて済む。ホッとする梨沙は誠とデートでも自然と笑みがこぼれた。ところがそこに修一が現れる。そこで梨沙は驚愕の事実を知る。なんと修一は誠に近づき、誠が料理店を出すために貯めていた資金300万円を「絶対に儲かる」といって預かっていたのだ。梨沙はお金を返すように修一に迫るが、逆に、誠にイメクラで働いていたことをバラしまう。誠は店を出て行ってしまった。

呆然とした梨沙がやってきたのは、新江ノ島水族館だった。もちろん、この時間は閉館している。そこで水族館の裏手の海岸でひとり酒を飲み、海を眺めていた。そこに健吾がやってくる。梨沙は健吾に「閉館後の水族館へ入れてほしい」とお願いする。梨沙はクラゲの水槽がどうしても見たかったのだ。梨沙はクラゲの水槽の前で水槽を漂うクラゲをじっと眺めていた…。

次の日、梨沙はイメクラ店に行くと、店長に頼み込み300万円を前借りする。そのお金を誠に返済するが、誠は梨沙に「今は人を信じることができなくなっている」と、別れを告げる。

同じ頃、健吾も美奈子から別れを告げられていた。美奈子はマリアのドナーになることについて決心がつかず、自分の両親に相談したところ、結婚を反対されたという。その言葉を聞いた美奈子は正直ホッとしたそうだ。こうして健吾と美奈子の婚約は解消となった…。

夜、梨沙が帰宅すると、高級な車から修一が自分の部屋に上がっていくのを見る。梨沙は包丁を取り出すと修一に切りつけるが、かわされると自殺しようとする。しかし、それも修一に止められると、部屋を飛び出すのだった。

フラフラと街をさまよった梨沙は、遮断機の下りた踏切内に入り、線路の上で目を閉じた。そんな梨沙を救ったのが健吾だった。「余計なことをしやがって」と言う梨沙。借金の話をすると、健吾は借金の肩代わりを申し出る。そして「自分と結婚してほしい」と頼むのだった。そして、肝臓の悪い妹のためにドナーになってほしいと頼むが…。

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