パパとムスメの７日間第5話あらすじ完全版

パパとムスメの７日間

[第5話]

08/05放送

入れ替わって一週間が経った。今までお互いにうまくやってきたつもりだったが、ここにきていろいろとボロが出そうになった。大人の世界はいろいろやっかいなことが多いと小梅（新垣結衣）は思う。今日もそうだ。“恭一郎の浮気”を理恵子（麻生祐未）が問い詰めているちょうどその時、和香子（佐田真由美）から電話がかかってきた。すかさず「誰？」と聞く理恵子に恭一郎（舘ひろし）（中身は小梅）は「会社の部下」と答えるが、理恵子は納得しない。しかも、小梅（中身は恭一郎）は「２階に行ってなさい」と言われ、気が気ではない。

小梅（外見は恭一郎）はなんとか「会社で拾った」と取り繕ったものの、ひとり、部屋で悩んでいた。御前会議のことも恭一郎に怒られそうなのに、和香子が恭一郎のことを好きなど相談できない。その時、恭一郎（外見は小梅）が、「話がある」とやってきた。

御前会議で小梅が言ってしまったことに対し、ガミガミ言う恭一郎、「せめて身体が戻れば……」とため息をつく。その時、律子（森田彩華）から「伊豆の温泉をピックアップした」とメールが来る。「温泉ってなに？」と小梅が尋ねると、恭一郎は「一緒に行こうって」というだけで、健太先輩も一緒に行くということについては言わなかった。小梅（外見は恭一郎）は、このまま身体が戻らなかったら……と最悪の状況を考え、落ち込んでしまう。そんな小梅をなだめる恭一郎。

その時、理恵子から、担任の両角先生（田口浩正）から「三者面談をしたい」という連絡が入ったという。恭一郎（中身は小梅）は三社面談に一緒に行くというが、「赤点だらけの答案用紙だけは、見せられない」とやっきになる小梅（中身は恭一郎）は、「三者面談には来なくていい」と頑なに言う。

理恵子は理恵子で、何かとチェックが厳しくなっていた。ドライヤーをつかう、ひげを丁寧にそるようになった……それらをすべて「浮気のサイン」だと思い込んでいるのだ。恭一郎（中身は小梅）がいくら否定しても、納得しない。

翌朝、勉強しながら登校した小梅（中身は恭一郎）は朝練中の健太先輩（加藤成亮）に会う。「昨日のメール見てくれた？　旅行のことなんだけど……」と言われ、「そのことは検討中なので……」と曖昧にその場を去ってしまう。

一方、出社した恭一郎（中身は小梅）の前に現れた和香子は、これみよがしに耳をみせ、声を出さずに「おはようございます」と恭一郎に向かって口を動かす。
そして、中嶋（八嶋智人）の仕切りにより、レインボー・ドリームの新プラン会議が始まった。デザインの時間のなさや、今までノータッチだったコンビニへの販路の拡大など問題は山積み。そこで、小梅（外見は恭一郎）は初めて、自分が本当に無理な提案をしてしまったことを知る。しかし、「みんな頑張ろう！　責任はオレがとる！」とはっぱをかけ、昨日、恭一郎が書いてくれた指示書どおりに、販路の拡大やデザイン変更、予算修正などみんなにてきぱきを指示を出す。

ギリギリまで試験勉強をしている小梅（中身は恭一郎）に、律子が「健太先輩のためにミサンガ作らないの？　それはサッカー部の彼女の務めだよ」と声をかける。しかし、小梅は勉強でそれどころではない。ただ、今日が何の日だったかハッと思い出し……。

恭一郎（外見は小梅）の不自然な様子を見て取った小梅（外見は恭一郎）は、「きっと「テストの結果が半端なくヒドイのだろう」と予想し、三者面談にかけつける。すると、すべて赤点、順位は学年最下位というのを見て、卒倒してしまう理恵子。このままでは留年だといわれたところに、小梅（外見は恭一郎）がやってくる。そこで目にしたのはひどい点数のオンパレード。そこで、小梅（中身は恭一郎）は土下座をし、何とか留年を免れようとする。
すると、両角先生は「最近の小梅さんは、あまりにも人が変わったというか、心の中に別の人格を宿しているような気がします」という。ドキドキする小梅と恭一郎。と、恭一郎（中身は小梅）が「私はお話しします」と言いだした。事故のせいで勉強が手につかない。それに気づいてやれず、娘のケアもできず、情けないと泣き出す。両角先生は泣き落としに弱いとわかっている小梅が考えた作戦だった。感動した両角は、課題提出だけで何とかしてくれるといった。

久しぶりに健太先輩の姿を見ることができた小梅（姿は恭一郎）に、恭一郎（姿は小梅）はミサンガのことを話す。が、小梅はこのままの姿じゃ渡せないからと元気がない。その時、見知らぬ女の子が健太先輩にミサンガを渡す。ショックでその場を立ち去ってしまう小梅（姿は恭一郎）。健太先輩は、走っていく小梅の姿を見つけ……。
「本当に早く戻りたい」という小梅（姿は恭一郎）に、「ミサンガはパパが渡してやる。かわいく愛想よくふるまってやるから」と恭一郎（姿は小梅）は言う。しかし、小梅はそれだけは自分で渡したいのだ。

恭一郎（中身は小梅）が部屋でミサンガを編んでいると、理恵子がやってきて驚き、やっぱり和香子と関係があるのではと勘ぐる。思わず、「だって、私、小梅なんだもん！　もうこんな生活うんざり！」と言ってしまう。理恵子はその「うんざり」という言葉に反応し、哀しむ。そして、「今日、何の日か覚えてる？」と聞かれるが、小梅（姿は恭一郎）は答えられない。

だが、その直後、恭一郎（姿は小梅）が小梅（姿は恭一郎）の部屋にやってきて、「一つ頼まれてくれ」という。そして、恭一郎（中身は小梅）は、理恵子に２０コ目のストロベリーフィールドの鉢植えをプレゼントした。「花言葉は“門出”です。ぼくと新しい人生の門出をしませんか」――それは、恭一郎が理恵子にしたプロポーズだった。そして、このプロポーズした日に毎年、ストロベリーフィールドを置くと約束したのだ。そのことに感激する理恵子。婚約指輪は冬のボーナスまでなしだし、本当の花言葉は「永遠の恋」だったのにと当時を懐かしむ。浮気の誤解も解け、２人の仲は元通りになった。

小梅（中身は恭一郎）が勉強をしていると、中嶋からプロジェクトがかなり難航しているとと電話があった。つい電話に出てしまう小梅（中身は恭一郎）に、中嶋は「今、小梅ちゃんのお父さんを中心にチームはまとまっているんだ。自分が責任をとるなんて言ってくれる上司なんていないから」と話し、こんなに仕事が楽しいと思ったことはないから、何とか成功させたくて、みんな頑張ってると付け足す。それを聞いた恭一郎は、少しだけ寂しい。

２人でどうやったら元に戻れるか、なぜ、こんなことになったのかを最初から考えていると、小梅の携帯メールの着信があった。健太先輩からだ。今、家の下まで来ているから会えないかという。そこで小梅は「風邪ひいたみたいなので、ここからメールで話していいですか」と返信する。そして、小梅の姿（中身は恭一郎）だけを窓から見せ、直接のメールのやり取りは小梅（姿は恭一郎）がした。すると、健太先輩は、今日、あの子からはミサンガもらってない。やっぱり好きな子からもらいたいからとメールをくれる。そして、伊豆旅行に関しても、「今回、おれたちはやめにしよう。川原のこと、大事にしたいから」と言って、去る。どうしても健太の姿を見たかった小梅（姿は恭一郎）は、部屋の電気を消して姿が見えないようにし、思いっきり健太先輩に向かって手を振る。２人とも早くもとの姿に戻りたいと、さらに強く願うのだった。

翌朝早く、小梅（姿は恭一郎）は学校に行き、健太先輩の机の中にミサンガを入れておく。そして寂しくグラウンドに転がったサッカーボールを蹴った。

恭一郎（中身は小梅）が出社し、販路拡大がうまくいかないと報告を受けていると、椎名加奈子（今井りか）が、ミニッツマートがレインボードリームを扱ってもいいと言っていると言った。断られたばかりだと信じないメンバーに、自分の父親のデパートがミニッツマートを買収したから、昨日、ＯＫをもらってしまったという。御前会議の恭一郎の発言について話をしたら、「いまどき珍しく骨のある人物だ。そういう人物が売れるというなら売れるだろう」と快諾したらしい。大喜びする一同。

小梅が家にいると、チャイムが鳴った。出ると、祖母の国枝ひそか（佐々木すみ江）が桃を持ってきてくれた。これは、小梅と恭一郎が入れ替わったとき、電車で食べていた桃だ！　「伝説のありがたーい桃だよ」という祖母に、どんな伝説が思い出せたかどうかを聞くと、「思い出した」という。これはチャンスかもしれない……。と、そこにまたチャイムの音が！
小梅（中身は恭一郎）が出ると、そこには和香子がいた。理恵子に話があるという。

一方、恭一郎（中身は小梅）は上司の桜木（高田延彦）に呼ばれ、５日後の御前会議で、レインボー・ドリームの新プラン案を出せといわれていた。

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