最後から二番目の恋
[第2話]
01/19放送

鎌倉の古民家を購入した千明(小泉今日子)は、お隣の長倉家との交流が始まる。

引越して間もなく、家にネズミが出て驚いた千明は悲鳴をあげる。その声に駆けつけてくれた長倉真平(坂口憲二)。千明は真平から「朝まで一緒にいてずっと抱きしめていてあげる」と言われるが、馬鹿にされたと思った千明は真平の“誘い”を断った。

千明からその話を聞いた独身仲間の啓子(森口博子)と祥子(渡辺真起子)は「据え膳食わぬは女の恥」と千明を批判した。

一方、長倉和平(中井貴一)は、度々市役所を訪れては要望を突きつけてくる、一条(織本順吉)から“見合い話”を持ち込まれる。お相手は50歳代の女性で未亡人だった。しかも和平の部下・大橋知美(佐津川愛美)は女性のことを知っているようだった。

千明は思わぬトラブルに巻き込まれる。なんと長倉万理子(内田有紀)がこっそり盗み撮りした千明の写真を、ネットの出会い系掲示板に投稿してしまったのだ。そして…たまたま、千明は待ち合わせ場所に行ってしまう。すると見ず知らずの男性が3人も現れ、声をかけられたのだ。しかも3人目の男性は、なんと長倉典子(飯島直子)の夫・水谷広行(浅野和之)だったのだ…。千明はすぐにその場を立ち去る。

その様子を見ていた千明はパニックを起こし慌てて帰宅する。しかし典子が遊びに来ていることを知ると、逃げるように自室に篭もってしまった。

暫くして千明の家にやってきた真平は、千明のために夕食を作り始める。真平は「万理子の心が不安定なのは自分のせい」と言った。万理子は“真平がいつかいなくなってしまう”ことを不安に思っているのだそうだ。

お見合い写真を眺めていた和平(中井貴一)に知美が話しかけてきた。じつはその女性は自分の母親だというのだ。さらに自分の写真を差し出して「わたしも見合いに立候補する」と言うのだった。

その頃、千明は食事の用意をしている真平を眺めていた。そして「この前の誘いは、まだイキている?」と切り出す…。

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キャスト
吉野千明 / 小泉今日子(こいずみきょうこ)
45歳独身。テレビ局のドラマプロデューサー。
健康や老後のことに不安を感じ、仕事に一筋なもののイライラしっぱなし。
老後は友達と古民家を借りて住むのもよいかと、軽い気持ちで鎌倉を下見に。
長倉和平 / 中井貴一(なかいきいち)
50歳独身。4人兄弟の長男で、鎌倉市役所の観光推進課勤務。
両親が早くに亡くなり、兄弟の親代わりとなっている。
妻と死別した寂しい子持ち。
この先、誰かと恋をするなんて面倒くさいと思っている。
長倉真平 / 坂口憲二(さかぐちけんじ)
35歳独身。自由奔放でイケメンだが、どこか幸薄い雰囲気をまとっている。
現在は自宅を改装したカフェの店長。
「自分が笑いかけることで誰かの心が和らぐなら、なんだってしよう」と思っている。
水谷典子 / 飯島直子(いいじまなおこ)
45歳主婦で、長倉家の口うるさい長女。一児の母親。
高校を卒業してすぐに、自分を受け持っていた体育教師と結婚した。
息子や夫が自分を家政婦にしか見ていないのを不満に思い、近所の実家に入り浸る。
長倉万里子 / 内田有紀(うちだゆき)
35歳の独身で、真平の双子の姉。
繊細な心の持ち主で、人の何気ない一言に傷つく。
転職を繰り返して、今はフリーター。
栗山ハルカ / 益若つばさ(ますわかつばさ)
人気の若手美人脚本家。千明と組むこととなった。
実は結婚しており、子どももいる。
空気を読まず思ったことは笑顔でハッキリ言う性格。
大橋知美 / 佐津川愛美(さつかわあいみ)
鎌倉市役所観光推進課に勤める、和平の部下。
アニメ声だがしっかりした性格。
和平を一方的に慕い、母親と共に和平を巡って争っている。

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