最後から二番目の恋
[第3話]
01/26放送

「……この前の誘いは、まだイキている?」

千明(小泉今日子)は真平(坂口憲二)と一夜を共にする。翌朝、2人は長倉家をとった。2人の様子から、昨晩の情事を悟った和平(中井貴一)は、つい、千明に嫌味を言ってしまう。千明も気まずい気分だった。

そんななか、典子(飯島直子)が広行(浅野和之)を引っ張って長倉家に乗り込んできた。そして自室に引きこもっている万理子(内田有紀)を強引に引きずり出すと、事の顛末を説明させたのだ。

万里子は“千明の写真を勝手に出会い系サイトに登録した”こと、“ネットを見て待ち合わせ場所にやってきた男性3人のうち1人が広行だった”ことなどを告白する。

万里子の告白に、典子の激怒は千明へと向かう。「なんでこんな女なのよ!」それは八つ当たりでしかなかったが、典子の言葉が千明の導火線に着火。「綺麗にいようという努力をせず、怠けてんの人のせいにしないで!」「趣味じゃありませんから」と反撃した。

そんな様子に、和平は「夫婦の問題なのだからふたりでやれ!」と典子を叱り、その場は一段落する。

和平が出社すると、和平に見合い話を持ち込んだ一条(織本順吉)から連絡が入る。「知美の母・秀子(美保純)と、職場の後輩で秀子の娘・知美どちらにするのか?」尋ねられる。和平は、一条を傷つけることなく、丁寧に、2人との見合い話を断った。

千明は、自分の身に起きた出来事から生まれたアイデアを部下の三井(久保田磨希)・武田誠(坂本真)・飯田ゆかり(広山詞葉)たちに話していた。

「面白いですね!」誠(坂本真)とゆかり(広山詞葉)には好評だったが、三井(久保田磨希)の表情は2人とは違ったものだった。


仕事が終わった後、千明は祥子(渡辺真起子)、啓子(森口博子)と会い、真平との“一夜”について、有頂天気味に話す。しかし千明の話を聞いた祥子から「ボランティアの天使君だから、他にも付き合っている女性がいるんじゃないの?」と指摘され、千明は冷静になったようだった。

それから何日かした休日。買い物に出かけた千明は電車の中から、知らない女性と一緒に歩いている真平を見つけ、ショックを受ける…。

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キャスト
吉野千明 / 小泉今日子(こいずみきょうこ)
45歳独身。テレビ局のドラマプロデューサー。
健康や老後のことに不安を感じ、仕事に一筋なもののイライラしっぱなし。
老後は友達と古民家を借りて住むのもよいかと、軽い気持ちで鎌倉を下見に。
長倉和平 / 中井貴一(なかいきいち)
50歳独身。4人兄弟の長男で、鎌倉市役所の観光推進課勤務。
両親が早くに亡くなり、兄弟の親代わりとなっている。
妻と死別した寂しい子持ち。
この先、誰かと恋をするなんて面倒くさいと思っている。
長倉真平 / 坂口憲二(さかぐちけんじ)
35歳独身。自由奔放でイケメンだが、どこか幸薄い雰囲気をまとっている。
現在は自宅を改装したカフェの店長。
「自分が笑いかけることで誰かの心が和らぐなら、なんだってしよう」と思っている。
水谷典子 / 飯島直子(いいじまなおこ)
45歳主婦で、長倉家の口うるさい長女。一児の母親。
高校を卒業してすぐに、自分を受け持っていた体育教師と結婚した。
息子や夫が自分を家政婦にしか見ていないのを不満に思い、近所の実家に入り浸る。
長倉万里子 / 内田有紀(うちだゆき)
35歳の独身で、真平の双子の姉。
繊細な心の持ち主で、人の何気ない一言に傷つく。
転職を繰り返して、今はフリーター。
栗山ハルカ / 益若つばさ(ますわかつばさ)
人気の若手美人脚本家。千明と組むこととなった。
実は結婚しており、子どももいる。
空気を読まず思ったことは笑顔でハッキリ言う性格。
大橋知美 / 佐津川愛美(さつかわあいみ)
鎌倉市役所観光推進課に勤める、和平の部下。
アニメ声だがしっかりした性格。
和平を一方的に慕い、母親と共に和平を巡って争っている。

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