鈴子の恋
[第12週]
03/19放送

蝶々(映美くらら)は雄二(山崎樹範)の浮気を半ば公認してきた。しかし、愛人・郁子(宮下ともみ)との間に子供ができたことにショックを受ける。

そんなある日、番組プロデューサー・田淵(田中幸太朗)に「呑みに行こう」と誘われる。2人が蓮華(小野かおり)の店で飲んでいると、店で流れるラジオからある歌が流れてきた。耳馴染みのあるバイオリンの音に、蝶々は聞き惚れる。

それから暫くして、蝶々は雄二に「郁子と一緒になりたいのか」と尋ねた。しかし雄二の答えは、NO。蝶々とも別れず、このまま仕事を続け、愛人の子供も可愛がりたい…それが雄二の答えだった。雄二の返事を聞いた蝶々は考えてしまう。

ある日、蝶々は雄二に別れを告げる。雄二は「今のままがいい」とすがりつくが、蝶々はこんな状態でどんな顔して「夫婦善哉」を続けるつもりなのかと責めた。

蝶々は雄二の愛人・郁子と話し合う決意をする。修羅場と化す場面を、蝶々は、かつて自分と柳枝(神保悟志)が愛人関係だった頃と重ねていた。

それから間もなく、蝶々は柳枝とドラマで共演することが決まる。そんななか、柳枝から呑みに誘われ、2人は蓮華の店へ行った。柳枝は、現在、元の妻に再び捨てられて一人住まいだと言い、蝶々とやり直したいと言い出す。しかし蝶々はそれを拒んだ。

そこに雄二と真蔵(木村了)が入店してくる。さらに田淵まで現れ、蝶々を取り巻く男たちが一同に集まってしまう。

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キャスト
日向鈴子 / 映美くらら(えみくらら)
旅芝居「日向鈴子一座」の座長。のちに芸名をミヤコ蝶々とする。
一座の座頭・英次郎と継母・さきに育てられるが、さきが実の母親だと思っている。
物心つく頃から十数人の座員に囲まれ育ったため、明るく耳年増な性格。

日向英次郎 / 片岡鶴太郎(かたおかつるたろう)
鈴子の父親。「日向鈴子一座」の太夫元であり座頭。
数十人の座員を抱えて苦しい経営だがきりもりしている。
前妻・ハナとの間には子供の英一と鈴子がいたが、直感で鈴子を連れて来た。
日向さき / 浅野ゆう子(あさのゆうこ)
鈴子の継母で、元芸者。
妻子がいた英次郎と駆け落ちをして神戸にやってきた。
鈴子を赤ん坊の頃から大切に育てており、実の母親以上の愛情を注ぎたいと思っている。
橋口良太(青年時代) / 鈴木裕樹(すずきひろき)
鈴子の初恋の少年。芝居小屋の隣に住んでいる良家の息子。
舞台で華やかに舞う鈴子に恋をする。

父親の仕事の都合で東京に引っ越すことを手紙に書送るが、
鈴子はその手紙をすぐには読めず音信不通になってしまう。
春夫 / 佐野和真(さのかずま)
一座の漫才師であり、ギター演奏者。
座員で夫のいる蓮華と親しい仲。
明るく優しいが、座員の夏子にも手をだそうとするなど女にだらしない。
佐伯真蔵 / 木村了(きむらりょう)

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