スワンの馬鹿〜小遣い3万円の恋〜
[第2話]
10/23放送

大輔(上川隆也)はふとしたはずみから川瀬(成宮寛貴)を殴った上に、絢菜(芦名星)を抱きしめてしまった。その翌日、加茂(劇団ひとり)や時田(梶原善)は川瀬から復讐されるに違いないと言って、大輔を脅かす。

大輔は課長や部下と絢菜の会社に向かう。先方の常務から新オフィス用の事務機器をパロット文具に発注したいと依頼されたのだ。翌々日の朝までに見積もりを出してほしいと無茶なことを言われるが、課長は無責任に即答で承諾。その帰り道、川瀬が偶然現れた。常務に紹介され、大輔は前夜のことを謝ろうとするが、川瀬は何ごともなかったかのように「はじめまして」と挨拶してくる。

その頃、加茂の店に制服姿の女子高生(前田敦子)が来ていた。彼女はなぜか加茂を秘かに採点。さらに、大輔と時田の名刺を加茂に差し出し、二人の居場所を知らないかと尋ねる。時田を見つけた彼女は「採点外」とつぶやいて、去っていた。

帰宅した大輔は、トロフィーが折れてしまっているのを見つける。大学時代に水球の全国大会で得点王を取った時の大事なもので、大輔は真澄(田中美佐子)にどういうことかと追及するが、家族3人の家なのに自分一人の思い出など飾っておくなと反撃されてしまう。

翌日、大輔たちは徹夜で事務機器の発注の見積もりに取りかかることに。最後に大輔と二人だけ残された部下は、先方のオフィスの図面を2枚見つける。どちらなのか確認しようにも既に深夜。改めて資料に目を通した彼は「152平米」という数字を見つけ、それに合わせた見積書を作り上げる。その見積額に常務も満足し、正式な発注の返事が届いた。

徹夜明けの大輔が帰宅すると、トロフィーを壊したのは理英(美山加恋)だったと告げられる。大輔はどうしてそんなことをしたのかと頭ごなしに怒り、理英は「パパなんか大嫌い」と言って、部屋に閉じこもってしまった。

そして、事務機器納品の日。絢菜から大輔のもとに電話がかかってくる。急いで大輔が向かうと、事務機器の数が全く足りてなく、オフィスはガラガラ。絢菜が資料に書いた「152平米」という数字は「152坪」の間違いだったのだ。そこに常務が現れ、責任の所在をはっきりさせろと言う。絢菜が口を開こうとすると、大輔が先に頭を下げた。常務は移転までに納品を間に合わせることと、ペナルティとして値段を安くすることで、契約は続行してくれると言う。

絢菜は大輔にどうして自分の責任だと言わなかったのかと尋ねる。ミスしたくてする人はいないからだと答えた大輔は、理英のことを思い出したハッとした。あわてて帰宅し、理英に謝ると、彼女はホコリまみれだったトロフィーを磨いてあげようとしたのだと涙ながらに告白。大輔はお礼を言って、理英を抱き寄せる。

常務はミスをしたのが絢菜だと分かっていた。にもかかわらず、自分たちで全ての責任を追った大輔を秘かに評価する。そのことを聞かされた川瀬もまた、大輔に殴られたことをしっかりと覚えていた。

全てが解決し、大輔が加茂や時田と食事をしていると、絢菜が現れ「今度時間を作ってほしい」と言われる。
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キャスト
諏訪野大輔(すわのだいすけ) / 上川隆也(かみかわたかや)
大手文房具メーカー課長代理。大学時代は水・・・
川瀬光充(かわせみつる) / 成宮寛貴(なりみやひろき)
東大在学中に起業して、財を築いたIT企業・・・
加茂健司(かもけんじ) / 劇団ひとり(げきだんひとり)
大輔の会社のビルの1階にあるカフェの店長・・・
諏訪野真澄(すわのますみ) / 田中美佐子(たなかみさこ)
大輔の会社の元先輩。仕事のデキる営業ウー・・・
諏訪野理英(すわのりえ) / 美山加恋(みやまかれん)
大輔と真澄の娘。母親ゆずりの美人で、頭も・・・
時田秀喜(ときたひでき) / 梶原善(かじはらぜん)
大輔の会社と同じフロアにある食品会社のお・・・
香月絢菜(かづきあやな) / 芦名星(あしなほし)
川瀬の会社と取引のある外資系投資会社で、・・・
黒田比奈子(くろだひなこ) / 前田敦子(まえだあつこ)
加茂の店に突然現れた謎の女子高生。なぜか・・・

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