スワンの馬鹿〜小遣い3万円の恋〜
[第3話]
大輔（上川隆也）が絢菜（芦名星）から時間を作ってほしいと言われ、加茂（劇団ひとり）と時田（梶原善）は盛り上がる。他人事だとばかり思い、高級レストランに連れていけと言い出すのだが、もちろん大輔にそんな金はなかった。10/30放送
帰宅した大輔は何とか真澄（田中美佐子）から食事代を借りようと試みるのだが、あっさりと却下されてしまう。その後、理英（美山加恋）に一緒に風呂に入ろうと言うが、思春期の彼女からは変態呼ばわり。真澄に聞くと、どうやら理英には片思いの相手ができたらしい。そろそろ父親のことを汚らわしく思い始めているのだろうと聞いた大輔はショックを受ける。
そんなある日、大輔は理英から相談があると言われる。運動会で一輪車に乗らなければならないのだが、理英とクラスメートの女の子の二人だけが乗れないらしい。大輔は理英が自分に相談をしてくれたことを喜び、一緒に一輪車の練習を始める。
その翌日、川瀬（成宮寛貴）が大輔の会社にやってきた。コンビニを買収し、そこで扱う商品のコンペに参加してほしいというのだ。しかも、担当者として大輔を指名する。なぜ自分なのかと大輔が聞くと、川瀬は「どこに魅力があるのか知りたくなった」と答えた。
そんな中、大輔はすっかり忘れていた出張手当1万8千円を経理から受け取る。ちょうどそこに絢菜から明日会えないかとメールが届き、大輔はOKした。
そして、翌日。大輔はイタリアンレストランを予約し、待ち合わせ場所へ向かった。先にいた絢菜のもとに大輔が着いたところで、理英から「ごめんなさい」という謎のメールが届く。真澄に電話すると、理英は体育の時間に一輪車に乗らず、真澄がそのことを追及すると、家を出て行ってしまったというのだ。気が気でない大輔の様子を見た絢菜は、理英のところに行ってあげるようにと告げる。
大輔が理英を探し回っていると、彼女は学校の裏庭にいた。一輪車に乗れない友だちと二人で練習をしていたのだ。だが、二人の様子をうかがっていた大輔はどうやらお互いに乗れない振りをしているだけだと気付く。二人は体育の先生のことが好きらしく、自分以外が先生と二人きりで一輪車の練習をするのがイヤで、わざと乗れない振りをしていたのだ。だがやがて、二人は仲良く一輪車に乗り始める。
翌日、大輔は時田と加茂に前夜のことを報告。結局、絢菜は大輔にどんな用事があったのか、想像も付かなかった。その頃、川瀬は絢菜にただのサラリーマンの大輔のどこがいいのかと詰め寄っていた。
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大手文房具メーカー課長代理。大学時代は水球のスター選手だった。社内人気投票で、職場では良き父、良き夫、良き上司と見られているが、実はそのイメージを守るために必死。10年前に結婚した年上女房の真澄に尻に敷かれている。30代で夢のマイホームを手に入れるが、ローンの返済もキツい。小遣いは月５万円だったが、妻に娘を塾に通わせたいと言われ、月３万円に下げられてしまった。そのことを知った、似た境遇の加茂や時田たちに「３万円の会」に誘われる。
東大在学中に起業して、財を築いたIT企業の社長。大輔の会社のビルの最上階にオフィスを構えている。大輔のあこがれの存在である絢菜（芦名星）とは過去に何か因縁があったらしく、彼女に投資会社のアシスタントの職を斡旋した。ふとしたことから、大輔に殴られてしまって以来、彼のことが気になっている。
大輔の会社のビルの１階にあるカフェの店長代理。結婚したばかりだが、セックスレスなことがショック。客の会話から、オフィスビル内の情報をキャッチしている。大輔とは小遣い３万円仲間。
大輔の会社の元先輩。仕事のデキる営業ウーマンで、将来の幹部候補とまで目されていたが、寿退社して専業主婦に。営業時代からの習性で外面は良く、周囲からは良妻賢母と思われているが、大輔を尻に敷いている。
大輔と真澄の娘。母親ゆずりの美人で、頭もいい。真澄には何でも話すが、大輔とは距離を置いていて「必要な時だけいてくれればいい」と思っている。
大輔の会社と同じフロアにある食品会社のお客様相談室係長代理。バツイチ。別れた妻と子供に慰謝料や養育費を払っているため、自由になるお金は月３万円。結婚には幻滅しているが、女好き。
川瀬の会社と取引のある外資系投資会社で、常務のアシスタントを務めている。大輔や時田、加茂らの憧れの的。
加茂の店に突然現れた謎の女子高生。なぜか大輔、加茂や時田らの名刺を持っていて、彼らの品定めをしている。
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