スワンの馬鹿〜小遣い3万円の恋〜
[第4話]
大輔（上川隆也）は加茂（劇団ひとり）と時田（梶原善）から、絢菜（芦名星）との約束をすっぽかしたお詫びのデートに誘うべきだとせっつかれた。そうそう遅く帰るわけにはいかないと悩む大輔だったが、真澄（田中美佐子）が同窓会に出席すると知る。食事は外で済ませてきてほしいと言われ、大輔はその日に絢菜を誘うことに。だが、同窓会には真澄の元カレが出席すると聞いて、面白くない。11/06放送
パロット文具では、予約しないと買えないという限定商品のチーズケーキが話題になっていた。雑誌によると、志摩子（森口瑤子）のネット通販会社でも取り扱うことになったらしい。だが、実は店主の半田（竜雷太）が息子の俊哉（逸見太郎）が作ったケーキを認めようとせず、このままでは通販もできなくなりそうな勢いだった。志摩子が何とか説得しようとしていると、そこに絢奈が現れる。
一方、オフィスビルにまた比奈子（前田敦子）が現れ、大輔のことを物色していた。その姿を見掛けた時田は彼女を尾行し、志摩子と絢奈がケーキ屋から出てくるところを目撃。二人が何やら深刻そうに話していたと聞いた大輔は気にかかる。
川瀬（成宮寛貴）は志摩子を呼び、チーズケーキの通販話の進展状況を聞いた。さらに、大輔との関係を尋ねると、絢奈からも聞かれたと言われて動揺する。
その夜、大輔は真澄と理英（美山加恋）からチーズケーキを買ってくるよう頼まれて、店へ向かう。そこで、店から出てきた志摩子と遭遇。何やら悩んでいる様子だったが、彼女は何も言おうとしない。志摩子と別れた大輔が店に入ろうとすると、休業の貼り紙が出ていて、がっかり。店内を覗くと、俊哉がケーキを作っていた。大輔がそのケーキを売ってほしいと頼むと、売り物ではないと言われるが、試食させてもらえることに。大輔が味を絶賛すると、父は認めてくれないのにと喜んで、ただで試作中のケーキを譲ってくれた。
そして、デート当日。大輔は絢奈から志摩子がチーズケーキの通販をできなくなっているらしいと聞かされる。さらに、その件で志摩子はネットの掲示板で中傷されまくっていた。ケーキ屋の様子を探りに行った時田から、事態は重大だと聞かされた大輔は仕事中の会社を飛び出す。
大輔がケーキ屋に駆け付けると、志摩子がケーキの通販をあきらめようとしているところだった。半田は断じて俊哉のケーキを認めようとしなかったが、大輔は必死で説得。ついに、半田は俊哉のケーキを口にすると、それを認め、一緒に通販用のケーキを作り始める。その帰り道、志摩子は大輔に、今日みたいに追いかけてきてくれれば、今ごろ自分は元カノではなかったかもと意味深な顔で言い、大輔は動揺。そんな二人のことを比奈子が見ていた。
その頃、絢奈はレストランで一人、大輔を待っていた。絢奈があきらめて帰ろうとした時、加茂と時田が現れ、大輔の代わりに食事を楽しむ。そこに大輔が駆け込んできて、絢奈におわび。正直な大輔に感激した彼女はまた誘って下さいと告げる。その帰り道、川瀬の車に遭遇した絢奈は送っていくと言われるが、断る。
翌朝、大輔は円形脱毛症になったことが発覚。加茂や時田に、何か不吉な予感ではないかと言われたその時、比奈子が現れ、大輔に向かって「パパ！」と呼ぶ。
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大手文房具メーカー課長代理。大学時代は水球のスター選手だった。社内人気投票で、職場では良き父、良き夫、良き上司と見られているが、実はそのイメージを守るために必死。10年前に結婚した年上女房の真澄に尻に敷かれている。30代で夢のマイホームを手に入れるが、ローンの返済もキツい。小遣いは月５万円だったが、妻に娘を塾に通わせたいと言われ、月３万円に下げられてしまった。そのことを知った、似た境遇の加茂や時田たちに「３万円の会」に誘われる。
東大在学中に起業して、財を築いたIT企業の社長。大輔の会社のビルの最上階にオフィスを構えている。大輔のあこがれの存在である絢菜（芦名星）とは過去に何か因縁があったらしく、彼女に投資会社のアシスタントの職を斡旋した。ふとしたことから、大輔に殴られてしまって以来、彼のことが気になっている。
大輔の会社のビルの１階にあるカフェの店長代理。結婚したばかりだが、セックスレスなことがショック。客の会話から、オフィスビル内の情報をキャッチしている。大輔とは小遣い３万円仲間。
大輔の会社の元先輩。仕事のデキる営業ウーマンで、将来の幹部候補とまで目されていたが、寿退社して専業主婦に。営業時代からの習性で外面は良く、周囲からは良妻賢母と思われているが、大輔を尻に敷いている。
大輔と真澄の娘。母親ゆずりの美人で、頭もいい。真澄には何でも話すが、大輔とは距離を置いていて「必要な時だけいてくれればいい」と思っている。
大輔の会社と同じフロアにある食品会社のお客様相談室係長代理。バツイチ。別れた妻と子供に慰謝料や養育費を払っているため、自由になるお金は月３万円。結婚には幻滅しているが、女好き。
川瀬の会社と取引のある外資系投資会社で、常務のアシスタントを務めている。大輔や時田、加茂らの憧れの的。
加茂の店に突然現れた謎の女子高生。なぜか大輔、加茂や時田らの名刺を持っていて、彼らの品定めをしている。
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