スワンの馬鹿〜小遣い3万円の恋〜
[第8話]
大輔（上川隆也）は絢菜（芦名星）の父親の納骨のため、一緒に福島へ行くことに。加茂（劇団ひとり）と時田（梶原善）に話すと、不倫旅行だと言われてしまう。仕方なく、大輔は時田も同行させることにした。真澄（田中美佐子）からその日にデパートのバーゲンに付き合うよう言われるが、加茂や時田と釣りに行くと言って、何とか逃げる。12/04放送
一方、川瀬（成宮寛貴）は見合い話を断り、服部（上杉祥三）はそのおかげでプロジェクトが白紙になったと責められる。その代わりにある企業のM&Aを強制されてしまった。福島行きのことを知った川瀬は、大助に絢奈とは関わるなと言う。だが、大輔は友人として放っておけないと答えるのだった。
そんな中、絢菜は偶然、服部の電話を盗み聞きしてしまう。服部は川瀬の失脚を目論んでいた。絢菜を川瀬の会社に出向させたのも、 M&Aの強要もそのための罠だったのだ。絢菜はそのことを大輔に相談。川瀬が破滅すればいいと思ったが、そんな風に人を憎む自分が許せないのだという。そして、このままの気持ちでは福島には行けないと言って、走り去ってしまった。
大輔が家に帰ると、時田と加茂が釣りの支度をして泊まりに来ていた。大輔は福島行きはなくなったと言うが、時田たちは急に外出をやめては真澄に怪しまれると言う。
翌日、時田たちと家を出てから別れた大輔は、自分がかつて水球の練習をしていたプール絢菜をに呼び出した。現役時代の思い出を語りながら、自分自身で一歩を踏み出すことが大切だと伝えると、絢菜も福島へ行く決意を固める。
福島へ行き、寺を訪れた絢菜は住職から川瀬らしき人物が花を供えて行ったと聞いて驚く。
その頃、真澄のもとを加茂の妻の彩子（小野香織）が訪ねていた。加茂の浮気を心配して、探りに来たのだ。彩子から加茂は釣りが中止になったと言って帰宅したと聞き、真澄は大輔に疑惑を抱く。
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大手文房具メーカー課長代理。大学時代は水球のスター選手だった。社内人気投票で、職場では良き父、良き夫、良き上司と見られているが、実はそのイメージを守るために必死。10年前に結婚した年上女房の真澄に尻に敷かれている。30代で夢のマイホームを手に入れるが、ローンの返済もキツい。小遣いは月５万円だったが、妻に娘を塾に通わせたいと言われ、月３万円に下げられてしまった。そのことを知った、似た境遇の加茂や時田たちに「３万円の会」に誘われる。
東大在学中に起業して、財を築いたIT企業の社長。大輔の会社のビルの最上階にオフィスを構えている。大輔のあこがれの存在である絢菜（芦名星）とは過去に何か因縁があったらしく、彼女に投資会社のアシスタントの職を斡旋した。ふとしたことから、大輔に殴られてしまって以来、彼のことが気になっている。
大輔の会社のビルの１階にあるカフェの店長代理。結婚したばかりだが、セックスレスなことがショック。客の会話から、オフィスビル内の情報をキャッチしている。大輔とは小遣い３万円仲間。
大輔の会社の元先輩。仕事のデキる営業ウーマンで、将来の幹部候補とまで目されていたが、寿退社して専業主婦に。営業時代からの習性で外面は良く、周囲からは良妻賢母と思われているが、大輔を尻に敷いている。
大輔と真澄の娘。母親ゆずりの美人で、頭もいい。真澄には何でも話すが、大輔とは距離を置いていて「必要な時だけいてくれればいい」と思っている。
大輔の会社と同じフロアにある食品会社のお客様相談室係長代理。バツイチ。別れた妻と子供に慰謝料や養育費を払っているため、自由になるお金は月３万円。結婚には幻滅しているが、女好き。
川瀬の会社と取引のある外資系投資会社で、常務のアシスタントを務めている。大輔や時田、加茂らの憧れの的。
加茂の店に突然現れた謎の女子高生。なぜか大輔、加茂や時田らの名刺を持っていて、彼らの品定めをしている。
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