探偵学園Q
[第11話]
09/11放送

リュウ(山田涼介)の7回忌に招待された4人は、結局、全員殺されてしまった。警察はリュウを殺人犯人と断定して行方を追っている。
山狩りが行われ、追い詰められるリュウの前に現れたのはキング・ハデスだった。

「昔、私も親友に裏切られ、絶望を味わった」キング・ハデスは語る。そして、その親友が団校長(陣内孝則)であり、殺人犯であるリュウをQクラスのメンバーも受け入れるはずがないとリュウに話す。

「運命を受け入れるのだ――」

冥王星のネックレスがゆっくりと揺らされ、リュウはキング・ハデスの胸に抱かれた…。
術にかかったリュウにハデスは、Qクラスのメンバーをトラップにかけるように指示する。

「明日の午後5時、館の大広間に集まるように」
リュウはキュウ(神木隆之助)の携帯にメールを送るのだった・・・。

午後5時、大広間に集まると大広間の2つの扉からキング・ハデスとリュウがそれぞれ入ってきた。
「2つの扉を両方同時に開閉すると館に仕掛けられたトラップが作動し、館は炎に包まれる」そうQクラスに告げると2人は広間から出て扉を閉めたのだった。
「うかつに扉を開けてはいけない。間違った扉を開けたりすると、この屋敷は炎に包まれる。正解はこの扉だ。君は僕を信じられるかな?」リュウはキュウに向かってそう言い残すとキング・ハデスと共に館を出て行ってしまった。
絶対絶命の中、考えを巡らすキュウは今回の殺人事件のトリックを解明する。あとは、どちらの扉を開けて脱出するだけなのだが…。

館を出たリュウが後ろを振り返ると、館の方から煙が立ち上っているのが見えた。キュウはリュウの言葉を信じなかったのか…。

すっかりリュウが手元に戻ってきたと感じたキング・ハデスは、リュウを冥王星のアジトへと連れて行く。
アジトにはユリエ(奥貫薫)が待機していた。
「おかえりなさいませ、リュウ様」微笑むユリエ。
しかし、そこへケルベロス(鈴木一真)から「館から炎はあがっていない」と連絡が入る。
「どういうことなの!?」うろたえるユリエ。
「このままでは将来、Qクラスは〈冥王星〉 の脅威となる。今のうちに目を摘んでおいたほうがいい。僕に考えがある…」リュウはそう言って、キング・ハデスに一緒に館へ戻るよう提案する。

一方、入院している団校長のもとへ電話が入る。
「わかった。君を信じよう…」団校長は七海先生(山本太郎)と一緒に出かけるのであった。

リュウとキング・ハデスが館に戻ると、大広間には誰もおらず館内は静まり返っていた。
Q達の姿を探すリュウの目の前に、元気な姿のQ達が現れる。リュウはキュウたちに微笑む。
「おじい様、あなたの負けです。どうか罪を認めてください」キング・ハデスを睨みつけたのだ。リュウは冥王星のアジトを見つけるためにキング・ハデスの催眠術にかかったフリをしていたのだ。
リュウはキュウを信じ、約束を信じていた。だから、トリップには引っかからないと確信をしていた。

リュウとの約束とは「ふたりの間では絶対に嘘をつかないこと――」

「もし、みんながトリップにひっかかってて死んでしまったら、自分の命もない…」
リュウはキュウとの約束に全てを賭けていたのだ。


「私に罪を被せるつもりかね」キング・ハデスの言葉に、キュウが4つの殺人事件の謎を解いてみせ、全てはキング・ハデスに誘導された殺人だと言い放った。
この計画は父がここで殺された時点から始まっていて、父の自殺もキング・ハデスの誘導のままに、今回、殺し合った4人が行ったものだと、リュウもハデスの計画を見破っていた。

そこにリュウから連絡を受けて駆けつけた団校長と七海先生が現れた。「〈冥王星〉のアジトには、今、警察に入った」団校長はキング・ハデスに告げ、キング・ハデスとふたりだけで話がしたい、と、七海やQクラスを先に館の外へ出すのだった。
2人きりになると、キング・ハデスは薬を飲んで自害する。また、団校長も病のために大量に血を吐いて廊下に倒れ込んだ…。


〈冥王星〉のアジトに警察が入り、4件の殺人事件もキュウの推理のおかけで解決に向かっていた。

Qクラスには、いつもの楽しい時間が流れていた。全てのわだかまりから開放されたリュウの心もスッキリ晴れたようだ。

そこへ車椅子に乗った団校長が七海先生と一緒に入ってくる。
団校長は無事だったのだ!
校長は、今回のQクラスの活躍を高く評価し、とくにキュウの活躍にエールを送った。

Qクラスの仲間たち――キュウ、リュウ、メグ(志田未来)、数馬(若葉克実)、キンタ(要潤)は、これからも人間の善良な心の光を信じて、迷宮の闇に立ち向かうことを決意するのだった!  《終わり》



09/11 第11話


09/04 第10話


08/28 第9話


08/21 第8話

キャスト
キュウ / 神木隆之介(かみきりゅうのすけ)
DDS(Dan Detective School、団探偵学園)のメンバー。おひつじ座のO型。学校の勉強はイマイチだが、推理力と柔軟な発想力、観察力の鋭さはずば抜けている。誘拐された過去があり、その時に助けてくれた「探偵のおじさん(連城暁)」を慕って探偵を志し、現在はDDSに入学し、日々起こる事件に立ち向かっている。「犯人、わかっちゃった」「犯人のトリック、わかっちゃった」が口癖。
美南恵 / 志田未来(しだみらい)
美南 恵。見たり聞いたりしたものは絶対に忘れない《瞬間記憶能力》という特技を持ち、幼少時に連続銀行強盗犯の顔を記憶して犯人の逮捕に貢献、最年少で警視総監特別賞を受賞したことがある。メイド・カフェでバイトをしていて人気者。度胸のよさもピカイチ! 猫田刑事の憧れの女の子。
天草流 / 山田涼介(やまだりょうすけ)
様々な分野に長けている「天才」。冥王星の正統な後継者として生まれ、その運命に悩み苦しむ。冥王星の悪の手から人々を守るために、DDS入学を決意した。いつもクールなリュウだが笑顔もカワイイ。
遠山金太郎 / 要潤(かなめじゅん)
キュウやリュウよりもずっと年上で、皆のよき兄貴分的存在。遠山の金さんの末えいらしい。抜群の運動能力と直観力、視力、嗅覚に優れている。「遠山流隠密術」なる秘術を継承し、ケンカでは向かうところ敵なし。父は警視監。その性格からか、兄貴として親しまれていて、「キンタが困っているなら…」と駆けつけてくれる仲間を持つ。

鳴沢数馬 / 若葉克実(わかばかつみ)
鳴沢数馬。総合財閥鳴沢産業社長の3男。小さな頃からゲームソフト開発をしており大ヒットゲームは数知れず。天才ゲームプログラマーで、インターネット関連の技術はピカイチ。今は探偵になる修行に専念中のため、ゲームソフト制作は封印中。
団守彦 / 陣内孝則(じんないたかのり)
七海光太郎 / 山本太郎(やまもとたろう)
牧野大介 / 本郷奏多(ほんごうかなた)
水野瑤子 / 市川由衣(いちかわゆい)
浅野拓郎 / 鈴木浩介(すずきこうすけ)

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