有閑倶楽部
[第7話]
11/27放送

キール王国のカサル王子が日本に来日が来日した。キール王国でクーデターが発生したため、国王が万一のことを考え、大学時代の親友・剣菱万作(片岡鶴太郎)の家に息子のカサル(マイク・ハー)を預けたのだ。
日本にいる間、カサル王子は聖プレジデント学園に通うことに。

玉の輿を狙っている可憐(鈴木えみ)は、甘いマスクのカサルに一目ぼれ。王子が日本にいる間に、何とかハートをつかもうと気合が入る。

カサル王子も日本で「高校」に通えることをとても楽しみにしていた。キール王国では一国の王の息子ということで自由が一切なく、勉強もすべて家庭教師が担当し、学校生活というものを経験したことがなかったのだ。

ところが、実際には常に厳重な警備が入り、聖プレジデントでの学園生活を楽しむことができない。それどころか、自分がいることで周囲の人に迷惑がかかると、王子はすっかり意気消沈気味だった。

魅録(赤西仁)、清四郎(横山裕)、美童(田口淳之介)、悠理(美波)、野梨子(香椎由宇)たち有閑倶楽部は、せめてカサルと可憐に普通の高校生のようなデートをさせてあげたいと、厳重な警察の警備体制をうまくだまして、2人を外へ逃がしてあげる。

初めて警備の付かない時間をカサルと可憐は楽しんだ。

「まずは中華を食べて、それからお洒落なカフェでお茶をして、それから…」

可憐の夢は膨らむが、カサルがはじめて見た屋台に興味を示して、中華料理は屋台のラーメンに、お洒落は自動販売機の缶コーヒーに変わってしまうが、それでも2人だけの時間を楽しんでいた。

「――素晴らしい。これが自由なのですね」
「わたしの国も本当の”幸せがある国”にしたいです」
「可憐、ありがとう」

カサルと可憐のムードもなかなかイイ感じだ。

その頃、テレビではキール王国のクーデターが失敗に終わったことがニュースで流れ、その事実を知った2人は、キール王国が危機から脱したことを喜んだ。
しかし、キール王国のクーデター事件が解決すればカサルは本国に帰らなければならない。

「可憐をキール王国に連れて帰りたい――」

可憐はよろこんで王子のプロポーズを受ける。やった!これで玉の輿だ!!
“カサル王子はプロポーズの証”にと、可憐に大切なネックレスをプレゼントする。
それはカサル王子の子供の頃の歯が入っている、大切なネックレスだった。

可憐にネックレスをつけてあげたあと、2人は抱擁する。

そんな2人の前に、キール王国のテロリストが現れ、カサルと可憐は拉致されてしまうのだ。

犯人の要求は、捕まった同士の釈放とカサル王子と共にキール王国へ逃走する逃走経路の確約だ。テレビ局をジャックしたテロリストは、2人に機関銃を向けている。

「要求が受け入れられないときは、カサル王子を射殺する――」

テレビで捕らえられたカサルと可憐を見た有閑倶楽部のメンバーは青ざめた。
「僕たちのせいだ――」清四郎が言葉をしぼり出した。
万作がキール国王に国際電話で事態を知らせるも、国王の回答は「たとえ王子の命がかかっていたとしても、テロリストを釈放するわけにはいかない」だった。

このままでは可憐とカサル王子が殺されてしまう。

有閑倶楽部のメンバーは自らの命をかけて2人の救出作戦を開始する。清四郎の作戦に従い、ジャックされたテレビ局に乗り込む、魅録、悠理、清四郎。野梨子と美堂、松竹梅時宗(鹿賀丈史)のフォローで何とかテロリストを外までおびき出したが、可憐がカサルからプレゼントされたネックレスを途中で落としたことに気づき、それを拾うために戻ろうとしたため、テロリストが銃で可憐を銃撃しようと引き金に手をかけたのだ。
銃口が可憐に向けられたのを知り、魅録は可憐のもとへ走るが……。

ダーン。

乾いた銃声が響き渡り、次の瞬間、可憐が倒れた。

次の瞬間、警察がテロリストを取り押さえるが、可憐は倒れたまま起き上がらない。可憐のもとに駆け寄り可憐を抱きかかえるカサル王子。野梨子も悠理も可憐のもとに駆け寄りパニック状態だ。「あ、あの、ちょっと…」そんななか、清四郎はやけに落ち着いて、皆に声をかけた。
「可憐が倒れたのは、銃弾が当たったんじゃなくて、コレのせいだと思うんですけど
――」清四郎は可憐のハイヒールのカカト部分を持っていた。そう、気絶したのは銃弾に驚いたためで、可憐は銃弾が当たったのではなく、ハイヒールのカカトが取れてしまい転倒したのだ。

可憐が目を覚ますとカサル王子は可憐をギュッと抱きしめた。

翌日、カサル王子が帰国前に聖プレジデント学園の有閑倶楽部の部室を訪れて、みんなに別れを告げていた。キール王国の若い女性が3人やってくる。

「カサル〜!!」
「おお、可愛い人たち」

カサルは3人の女の子を抱き寄せた。
事態が飲み込めず、その様子を呆然と見つめる可憐と有閑倶楽部のメンバーに、カサルが彼女たちを紹介した。

「私の可愛いフィアンセたちです。私の国では10人まで妻をもてます。でも、可憐。私は貴女でおしまいにすることを約束します」

「一夫多妻制なのね…」他の有閑倶楽部のメンバーが苦笑した。

笑っていられないのは可憐だ。まるで火山が爆発するかのように見る見る表情が怒りモードに変わると「あなたとはここでおしまいヨ!早く帰って二度と来るな〜!!」と、部屋から追い出してしまうのだった。

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キャスト
松竹梅魅録(しょうちくばいみろく) / 赤西仁(あかにしじん)
聖プレジデント学園の生徒会副会長。父親は警視総監の松竹梅時宗。母親は魅力的な千秋さん。警視総監の息子ながら、裏事情にも精通していて知人も多い。メカに強く、ドライビングテクニックはプロ級の腕前。トライアンフという大型バイクが愛車だ。ヘルメットの「369(ミロク)」の文字がいいね!

筋が通らないことは大嫌いでちょっと近寄りがたい雰囲気が漂っているが、実際には友情に厚くて人望が厚い。有言実行でクールなところが魅力だ。

毛並みが自慢のコリー犬、愛犬・男山の散歩が日課だ。
美童グランマニエ(びどうぐらんまにえ) / 田口淳之介(たぐちじゅんのすけ/KAT-TUN)
スウェーデン大使の息子で金髪が美しいクォータ。勉強よりも恋! 抜群のルックスの持ち主で超ナルシストな一面もあり、バラの花びらを浮かべたお風呂がよく似合うところがスゴイ!

女性にはどこまでも優しく、口説き落とす自信100%のプレイボーイ。社交ダンスやテニスなど、女の子と楽しめるスポーツは何でもできる。可憐との社交ダンスは周囲の人をウットリさせる。
菊正宗清四郎(きくまさむねせいしろう) / 横山裕(よこやまゆう)
聖・プレジデント学園の生徒会長。大病院・院長の息子。頭脳明晰で運動神経も抜群。高校生とは思えない冷静が魅力で有閑倶楽部の司令塔的存在だ。味方につければ頼もしいが、敵に回せばどんな策略が待っているか…怖い! 医学や薬学の知識も豊富だ。柔道・空手などの武道も得意。 野梨子とは幼なじみだ。
白鹿野梨子(はくしかのりこ) / 香椎由宇(かしいゆう)
父は日本画家、母は茶道の家元。由緒ある家柄の娘で、自らも日本舞踊と茶道は師範級の腕前。清四郎とは幼なじみだ。

悪いことは許せない真っ直ぐな性格。控えめで目立たないタイプだが、派手なメンバーのなかではとても新鮮な存在で男子生徒にとてもモテルが、残念ながら潔癖症で男嫌い。 成績優秀――でも、運動がすごく苦手。
黄桜可憐(きざくらかれん) / 鈴木えみ(すずきえみ)
母は宝石商を経営。高校生離れしたナイス☆バディーが自慢のセクシー高校生。学園内の男子ファンは多いの波当たり前で社交界のオジさまにもファンが多い(!?)。目標は玉の輿にのることで、そのための努力は惜しまない。その美貌に磨きをかけるだけでなく、料理に裁縫、ダンスだってそつなくこなす。母ひとり子ひとりの母子家庭に育つ。華やかな性格の反面、涙もろいところもあり、自分と同じ境遇の人には思わず肩入れしたくなったり…。

有閑倶楽部ではダンス部に所属。美童とダンスをする姿は周囲をウットリさせる。色仕掛けはお手のもので、自称「私に振り向かない男はいない」(!?)。
剣菱悠理(けんびしゆうり) / 美波(みなみ)
大富豪・剣菱家の娘。成金と言われようが、とにかくすごーいお金持ちなのだ。運動神経抜群のケンカ好き&めっぽう強い! 頭で考えるより即行動というタイプ。ちょっと動くとすぐにお腹が空いてしまう食欲の持ち主。見た目はカワイイのに行動はまったく女の子らしくない。男の子よりも女の子のファンが多い。有閑倶楽部内では、すっかり男扱いだったり…。

父と母のキャラクターも強烈。大富豪でありながら農作業が大好きの父・万作は娘・悠里にとっても甘い。娘のピンチには金と腕力で強力にバックアップする! 一方、母・百合子は元々メイドさんだったので、今でもメイド・コスプレが大好き♪波乱万丈な人生を歩んできたらしく(!?)肝がすわっていて、ちょっとのことではビクともせず、怒るとメチャ怖い! 
剣菱万作(けんびしまんさく) / 片岡鶴太郎(かたおかつるたろう)
剣菱悠理の父。剣菱財閥の会長というスゴイ人なのだが、大富豪でありながら農作業が大好きで、麦わら帽子に作業服姿がピッタリ。とにかく大・大・大邸宅。自宅に広大畑を持って、万作に憩いの場所になっている。豪快&ほのぼのとしたキャラクター。

娘のピンチには金と腕力で強力にバックアップする!余りにも大富豪でお金の感覚は普通の人とちょっと違う…家の門構えを見てもわかるが、やはり成金っぽい(!?)


 
剣菱百合子(けんびしゆりこ) / かとうかず子(かとうかずこ)
悠理の母。剣菱財閥会長・万作の妻。

もともとメイドさんだったので、今でもメイドコスプレがお気に入り♪ もちろんお掃除も大好きで、メイド服に着替えてはせっせと家の掃除をする働き者。超玉の輿にのったにもかかわらず、浪費もしないしっかり者。そんな百合子に万作はメロメロだ。ただ、怒ると物すご〜く怖くて、万作も悠理も怖くて近寄れない。
松竹梅時宗(しょうちくばいときむね) / 鹿賀丈史(かがたけし)
魅録の父。警視総監でかつては“鬼の時宗”と呼ばれていた人物。口ひげがトレンドマーク。悠理の父・万作と幼なじみ。


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