阪神・マートンがヒット量産!! イチローをも上回るペースに!!

阪神がロッキーズから連れてきたマット・マートン外野手が春季キャンプでの酷評をすっかり忘れさせるような活躍を見せている。
開幕35試合を終えての安打数はリーグ2位の54安打。リーグ1位の中日・森野将彦と並ぶハイペースでヒットを量産中なのだ。
このままのペースでヒットを打ち続けると144試合で222安打を放つ計算になり、94年にイチローが記録したシーズン最多安打記録である210安打を超えることになる。

入団1年目のマートンが、日本に来てすぐにこれだけの活躍を見せる裏には、やはり勤勉な彼の性格があるだろう。
コーチに積極的にアドバイスを聞き、試合中でも対戦した投手の特徴を球団別に色分けされた"マートンノート"に書き記す。
こうした野球に対して真面目で熱心な姿勢が高い適応力の元であり、確かな結果を持ってそれを示している。

「一日一日、その日のことを考えてやるだけだよ。３カ月先のことを考えると目の前のことをおろそかにしてしまうので。結果はシーズンが終わった時に見るべきもの。自分は今できることをやるだけだよ」とスポーツニッポンの取材に応えるマートン。
本人は記録ごとには関心はなさそうだが、開幕からの好調子にファンの期待は高まっている。

1年目の新外国人選手ということもあって専用の応援歌はないのだが、赤毛の助っ人を応援する声は球場に大きく響いている。

(2010年5月12日)

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