金本今季初猛打賞!! 交流戦DHで4割超え!!

アニキが打線の中心で大活躍!!
30日、日本ハム対阪神の4回戦。阪神・金本知憲が4番復帰2試合目で今季初の3安打猛打賞を獲得し、延長十一回で新井貴浩の決勝犠飛をお膳立てする活躍を見せた。

決勝点は十一回。新井の犠飛で阪神は勝利を収めたが、それを呼んだのは4番金本のつなぎのバッティングだ。
先頭の大和、続くマートンの連打で迎えた無死一、二塁。カウント1-0からの2球目で、建山の直球を渾身の一振りで右前へ運ぶ。
あまりの打球の速さに二塁走者の大和が三塁でストップしたためヒーローにはなり損ねたが、それでも満塁として新井に決勝点の舞台を作った。
二回にはチーム初安打を放ち、打率を2割に乗せ、今季初の猛打賞を記録。
本拠地甲子園で2連敗した日本ハムにしっかり借りを返した。

金本は指名打者として出場する今交流戦6試合で打率4割9厘と、全試合で安打継続中。
昇り調子の打撃について、和田打撃コーチは
「今シーズンに入って一番いい状態じゃないかな。打撃フォームは崩れていないし、どんな球にもきっちりと対応できている。クリーンアップの中心が、しっかりすると打線も活発になるね」と太鼓判。
29日から5番に下がった新井も、重すぎる阪神の4番を持ち主に返したことで調子が戻ってきた。
金本は守りでも完全復帰を目指して、試合前のキャッチボールでは距離を少しずつ伸ばしている。
まだまだ道のりは長いが、復帰へのモチベーションは一時たりとも絶やさない。

(2010年5月31日)

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