日本初の8強へ･･･いよいよ今夜パラグアイ戦!! 岡田監督「チャンスは十分にある」〔W杯〕

ベスト8進出をかけた戦いが今夜始まる。
W杯決勝トーナメント1回戦、日本対パラグアイ戦を目前に控え、日本代表は28日、試合会場であるロフタス・バースフェルド競技場で公式練習を行った。
練習後の公式会見で岡田監督は、「全力をぶつけて、このチャンスに打ち勝ちたい」と意気込みを語った。

日本代表はこの日、試合会場で冒頭以外を非公開として公式練習を行い、
サイドチェンジをはさんでのシュート練習や狭いエリアでの紅白戦などで最終調整をした。
一方のパラグアイは試合会場での練習を行わず、選手がピッチの感触を確かめる程度にとどめた。

練習後の会見で岡田監督は、パラグアイの印象について「守備が堅く、速い攻撃、力強い個人プレー」と語る。
FIFAランクで言えば日本が45位であるのに対し、パラグアイは31位。
南米予選ではブラジルに1勝1敗、アルゼンチンに1勝1分けと世界制覇を狙う強豪とも互角の戦いを繰り広げた。
18試合で喫した失点はわずか16。これはブラジルに次ぐ2位の成績で、抜群の安定感を誇る組織的な守備には定評がある。
共にべスト8進出の経験はないが、予選リーグを勝ち抜いてきた実力は本物だ。
しかし、高い組織力でここまで勝ち上ってきたのは日本代表も同じ。
「我々も100%の力を出せば、十分可能性はあると信じている」と、指揮官は勝利の可能性を見据えた。

W杯16強入りは、02年大会に続いて2度目だが国外大会では初。
再び挑むことになったベスト8入りをかけた戦いに、
「W杯に出て、メンバーに選ばれて、ベスト8に挑戦するチャンスは、そう何度もあるものではない。それを理解していれば、モチベーションが下がることはないと信じている」
「心身ともに自分たちのベストのゲームができるようにさせてやりたい」
ここまで共に戦ってきた選手達への信頼は厚い。
このチームでベスト4入りを果たすため、どんな強敵を前にしても自分達のサッカーを信じて戦うのみだ。

注目のパラグアイ戦は、今夜23時00分から始まる。

(2010年6月29日)

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