勝敗を分けたPK戦 岡田監督「勝たせてやりたかった」〔W杯〕
29日に行われたW杯決勝トーナメント1回戦、日本対パラグアイ戦。
試合は0-0のまま120分を終え、日本代表はPK戦の末に惜しくも敗北を喫した。

あと一歩届かなかった。
肩を組んで、ひざをついて、まさに祈るようにして最後のキックを見守ったイレブンは、歓喜に沸くパラグアイの後ろで涙を飲んだ。

「勝たせてやりたかった」

指揮官は悔しさを噛み締めた表情でつぶやいた。

グループリーグ3戦と同じ先発メンバーで試合に臨んだ日本代表。
両国ともに初の8強入りを懸けた死闘は、120分の激闘でも決着がつかず、今大会初のPK戦へともつれ込んだ。

日本は後攻で、遠藤、長谷部が続けて成功。
だが3人目の駒野のキックは、わずかに高い軌道を描き、クロスバーを叩いて上に外れた。
4人目の本田も成功したが、対するパラグアイは全員成功。
パラグアイ5人目のキッカーが決めたところで、試合が決した。

試合後の会見場で、岡田監督は試合内容に関して、

「試合内容に関して悔いは残っていない」と断言。

「選手達は本当にすばらしく、日本人としての誇りを持って、またアジア代表としての誇りを持って、最後まで戦ってくれた。このことは誇りに思っている。ただ、選手に勝たせてあげられなかったのは私に責任がある。私に勝利への執着心が足りなかったと感じている」

と、自身が責任を負う姿勢を示して、選手達の健闘を称えた。
そして、今後の続投の可能性については、

「いまとても考えられる状態じゃないが、おそらくもうやることはないと思う」

と今大会限りでの退任を示唆するコメントを残した。

わずかにパラグアイに及ばず、目標としていたベスト4は夢と消えた日本。
しかし、大会前は1次リーグ3戦全廃も予想されたチームが、一戦ごとに力をつけての16強を果たしたのだ。
どうか、胸を張って帰ってきてほしい。
日本中から、「お疲れ様」の声が聞こえるだろう。
(2010年6月30日)
その他のSOCCERニュース
なでしこ3発圧勝で初のメダル確定! 決勝の相手は世界ランク1位のアメリカ!
2011年3月の最新FIFAランキング、日本が5年ぶりの順位でアジア最高位をキープ!
内田篤人、あまりの女性ファンの多さにチーム内ではあるウワサが!?
サッカー日本代表の報酬が判明!! W杯のボーナスは最低でも1000万円だった!?
岡崎慎司のドイツ移籍が白紙に!? 移籍金問題にFIFAが下した決断は!?
ジャンル別一覧
BASEBALL / FIGHTING / MOTOR / FIGURE / OTHERS / ALL
最新スポーツニュース一覧
サイトのご案内へ
無制限99円 取り放題[TOP]

JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau