｢タコ焼きにするぞ!!｣ドイツの占いタコ､脅迫される〔W杯〕

W杯南アフリカ大会における試合結果を､これまで的中率100%で予想してきた動物がいるのをご存知だろうか｡
彼の名前は｢パウル｣君｡
ドイツ西部オーバーハウゼン水族館で飼育されている｢タコ｣だ｡

同水族館では､ドイツ戦の前日に､水槽内にドイツと対戦国の国旗をつけたエサ付きの容器を入れて､
パウル君がどちらを選ぶかで試合の結果を予想する､という遊びを行ってきた｡
すると､準決勝までの5試合､唯一の黒星となったセルビア戦も含めパウル君の予想は全て的中｡

またたく間に人気者となったパウル君だが､
いつものように行った準決勝の予想結果は､なんとスペイン｡
負けたら最後のトーナメント戦で出されたまさかの敗戦予告にドイツ中がどよめいたが､
予想率100%のパウル君､これも見事当ててしまった｡

0-1でドイツが敗れるや否や､世界中から同水族館に｢W杯終了後に食べるのではないか?お願いだから止めてくれ｣との電話が殺到｡
あまりの反響の大きさに同水族館ではこのまま飼育することを決定｡
どうせやるなら最後まで､と日本時間10日の3位決定戦も予想させることになった(決勝戦は検討中)｡

予想通り勝利したスペインではパウル君の人気が急上昇｡試合後､スペインサポーターが即興で歌が歌われるほどの盛り上がりをみせた｡
しかし､これに悔しさを爆発させたドイツ国内では､敗戦を予告したパウル君を叩くサポーターが続出｡

ツイッターやフェイスブックなどで｢フライにしてしまえ｣｢サメのエサにしろ｣といった書込みが次々と投稿された｡

また､日本ではこれに便乗し､｢タコ焼きにしろ｣といった書き込みが大手掲示板などで多く見られた｡

(2010年7月8日)

その他のSOCCERニュース