やはりT-岡田! 5戦で6発!! オリ3位浮上

オリックスは5日､西武15回戦にT-岡田内野手の2打席連続本塁打などで9-4と快勝｡
3連勝で､楽天13回戦に敗れたロッテと代わり､4月以来の3位に浮上した｡
この日2発4打点を決めたT-岡田は､キング争いだけでなく打点でもリーグ1位タイになった｡

｢2発目はエグかったなあ｡看板まで行くかなと思ったけどなあ｣(デイリースポーツより)

若き主砲に岡田監督も感心しきりだ｡

七回1死一塁｡小野寺の147キロ直球を振り抜いた瞬間､確信した表情で見届けた打球は､右中間の5階席中段で弾んだ｡
ハーラートップの28号2ランは推定飛距離150mの驚異的な一発だった｡
五回にも藤田からセンターバックスクリーンに運ぶ27号2ラン｡

｢いいところで打てたと思います｡2本目が完ぺきでしたね｡今までで一番飛びました｡何本打っても気持ちいいですね｣

T-岡田は2打席連発の本塁打に満足げな表情を見せた｡

2位の西武に今季初の同一カード3連勝｡立役者は間違いなくこの男だ｡
3日の初戦で2本塁打｡2戦目はサヨナラ打｡
そして3試合目で再び2本のサク越え｡
この3連戦で13打数6安打､4本塁打､8打点と観客が呆然とするほどの豪腕っぷりだ｡
打点も日本ハム･小谷野に並ぶリーグトップタイの75に｡
本塁打を争っていたソフトバンク･オーティズが右ひざを負傷し出場選手登録を抹消｡指揮官は｢普段どおりにいけ｣とアドバイスしたが､確実に追い風が吹いている｡

前日の5時間近い激戦に､寮には戻らず大阪市内のホテルに泊まったというT-岡田｡
片道1時間の道のりを休養にまわした｡自己管理はばっちりだ｡

3連戦を終え試合のなかった首位･ソフトバンクとのゲーム差も4に｡
底が知れぬ若き主砲を筆頭に､岡田オリが優勝争いに割って入る｡

(2010年8月7日)

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