｢出る資格なし｣楽天､自力でのCS進出消滅にノムさんも久しぶりのぼやき

敵地･西武ドームがサヨナラホームランの興奮に包まれる中､楽天のクライマックスシリーズ(CS)自力進出が消滅した｡

負けられない一戦の先発は田中｡
前回登板で､今季初完封をマークし調子を上げている右腕に全てを託した｡

6回まで2失点と好投していた田中だったが､右脇腹付近に張りを訴え無念の降板｡

しかし､このアクシデントに打線が奮起｡
1点を追う8回2死満塁からルイーズの左前2点適時打で逆転に成功した｡

勝利への執念を見せた楽天だったが､9回に守護神･小山が上本に一発を浴び､天国から地獄に突き落とされた｡

ブラウン監督は､
｢きのう(２８日)と一緒で勝てるゲームを落として痛い｡小山には抑えてほしかった｡クライマックスシリーズ?きょうみたいな試合を落としていては､出る資格はない｣(サンケイスポーツ)
と声を荒げた｡

途中降板となった田中について､楽天の熊原コンディショニングディレクターは
｢試合中に突然きたようだ｡右の小胸筋あたりでは｣(スポーツ報知より)
とコメントし､次回登板は様子を見て決めることになった｡

観戦に来ていた野村克也名誉監督は､
｢来年に向けて準備に入った方がいいんじゃない?｣(デイリースポーツより)
とCS進出消滅とエースの離脱にぼやくしかない様子だった｡

(2010年8月30日)

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