サッカー日本代表初選出の関口訓充って誰!? 気になる選手を徹底解剖!!

サッカー日本代表のアルベルト･ザッケローニ監督は30日､都内で初陣となる8日のアルゼンチン戦､12日の韓国戦に臨む日本代表メンバー25人を発表した｡

25人中14人がW杯南アフリカ大会のメンバーから選ばれ､本田や長谷部などおなじみの名前が並ぶ中､サプライズといえるのが初選出されたベガルタ仙台のFW関口訓充｡

仙台の生え抜き選手として初めて代表入りした24歳は､いったいどのような選手なのだろうか｡

東京都多摩市出身の関口は､帝京高校を卒業した2004年､J2ベガルタ仙台に入団｡
2007年にスーパーサブとして頭角を表すと､翌年はチームの柱に成長し
41試合に出場｡6得点をマークした｡
2009年は50試合に出場し､チームのJ2優勝に貢献｡得点だけでなく10アシストを記録し､プレーの幅を広げた｡
J1に昇格した今シーズンもここまで､24試合中22試合に出場し2ゴールをあげており､その実力を証明している｡

そんな関口の最大の武器はドリブル｡
トップギアに入ったときのスピードは日本人最速レベルともいわれ､自在に緩急をつけながら､こまめなタッチも織り交ぜ相手を抜き去る姿は､C･ロナウドを彷彿とさせる｡

また､ドリブルと並んで評価されているのが守備面での働き｡
献身的なチェイシングで相手の攻撃を寸断する仕事を90分通して続けられ､自陣のゴールライン際まで戻ることも珍しくない｡

仙台の手倉森監督も､
｢無尽蔵のスタミナ､スピード､勝ち気な仕掛け｡これを代表スタッフが面白いと思ってくれたのではないか｣(サンケイスポーツより)
と分析した｡

代表発表2週間前は､大好きなメッシ選手を見ようと､
｢アルゼンチン戦のチケットってどうやったら取れますかね｣(同)
と仙台の担当記者に尋ねていたという関口｡

本人もビックリの大抜擢だが､
｢行くだけじゃなく､いい経験にしたいです｡1回で終わりたくない｣(同)
と言い切った｡

W杯ブラジル大会出場へ｡
"ザックの秘蔵っ子"が大きな一歩を踏み出す｡

(2010年10月1日)

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